東京都中野区の東中野駅周辺で気胸にお悩みの方へ

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どんな病気?

鼻腔、口から続く気道を使って体に酸素を取り込み余分な二酸化炭素を排出する呼吸を行っているのが肺です。肺が膨らんだり縮んだりして呼吸は行われますので、肺自体はイメージとしては大きな風船のようなものなのですが、実は1つの大きな風船ではなく小さないくつもの風船が集まって出来ているのです。

小さな風船を肺胞といいますがこの肺胞に穴があいてしまい空気が漏れて風船である肺がしぼんでしまうのが気胸という病気です。しぼんでしまった肺は当然十分な酸素を取り込むことも出来ず息切れなどの症状を引き起こします。胸痛が症状として認められることも珍しくありません。穴があいてしまう場所としては肺の上部、肺尖部といわれるところが多く、痩せた人に多いことも特徴です。

診断方法

診察での呼吸音の減弱、酸素濃度の低下を認めます。胸部レントゲン検査ではしぼんでしまった肺が観察されます。軽度なレベルの気胸はレントゲン検査では診断困難でCT検査を施行することもあります。

治療方法

軽症例では安静、経過観察で自然に回復することも珍しくはありません。中等度以上ではトロッカーといわれる太いストロー上のチューブをしぼんだ肺と胸郭の間に挿入し陰圧吸引をかけて強制的に肺を膨張させます。トロッカーでも改善しない、もしくは繰り返してしまう症例に対しては外科的手術で肺胞に穴があいている場所を閉じることとなります。