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予防接種

【インフルエンザワクチン接種後の注意点】副反応が出たときの対処法をご紹介

2022.12.05

インフルエンザは風邪よりも重症化しやすい特徴があり、ワクチン接種を検討している方は多いと思います。軽症化・合併症を抑制するためにはワクチン接種が大切なのですが、「接種後はどのように生活すれば良い?」と悩まれることがあるのではないでしょうか。 この記事では、インフルエンザワクチン接種後の注意点について詳しく解説します。 接種前に抑えておきたいポイントと副反応が出たときの対処法も併せてご紹介しているので、ワクチン接種を検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。

インフルエンザワクチン接種後の注意点

インフルエンザワクチン接種後には、いくつか注意すべき点があります。接種後の対応によっては大きく体調を崩すことまで考えられるので、下記の注意点を参考にしてみてください。

副反応に気を付ける

インフルエンザワクチンには、副反応があります。

接種した部位の副反応は10~20%、全身性は5~10%の方に出ると言われています。

そのためインフルエンザワクチン接種後は、副反応に気を付けることが大切です。

特に、接種後30分間は病院の近くで待機することをおすすめします。

接種後30分間は、ワクチン接種によるアレルギー反応(アナフィラキシーショック)が起こる可能性があり、症状が現れたらすぐに適切な医療処置を受ける必要があります。

アレルギー反応が起こる可能性は極めて低いですが、30分間は待機することをおすすめします。

もし、病院の近くで待機することが難しい場合は、すぐに医師と連絡が取れる状態にしておくことが大切です。

 

激しい運動を控える

インフルエンザワクチン接種後は、反応の経過を確認する必要があるので、激しい運動は控えるようにしてください。持久走的なランニングや、ジムでの筋肉トレーニングは激しい運動に該当し、接種後は控えるようにすべきです。ストレッチや階段の登り降りなど、日常生活の範囲にとどめる運動は問題ありませんが、息が上らないようにしてください。

また、インフルエンザワクチン接種後1時間以内は、入浴しないように注意が必要です。

1時間が経過していて、副反応による発熱がない状態であれば、入浴しても問題ありません。

 

過度な飲酒を控える

インフルエンザワクチン接種後は、過度なアルコールを控えるように注意してください。

適量のアルコールであれば、接種した当日に飲んでも問題ないのですが、過度なアルコールは副反応の症状を悪化させてしまう可能性が考えられます。

アルコールの分解能力は人それぞれ異なるので、明確な基準などは定義されていませんが、「適量のアルコール」ということを忘れないようにしてください。

ただし、副反応が出ているときは、適量のアルコールでも控えることが大切です。

副反応の悪化・長期化につながるので、接種後のアルコール接種には注意する必要があります。

 

スケジュールを詰め込まない

上記でお伝えした通り、インフルエンザワクチンには副反応があります。

そのためインフルエンザワクチン接種後のスケジュールを詰め込まないようにしてください。

全体の5~10%の方には「発熱・倦怠感・頭痛」などの全身性副反応が出ます。

もし、接種後のスケジュールを詰め込んでしまうと、スケジュールの変更や副反応を我慢しなければいけないことにつながります。副反応を我慢することは、症状の悪化・長期化することにつながるので、安静にできるようなスケジュールを組むようにしてください。

 

解熱鎮痛剤を用意しておく

インフルエンザワクチンの副反応は、通常2~3日で消失します。ただし、発熱や頭痛に悩まされることがあるので、解熱鎮痛剤を用意しておくことをおすすめします。

「ワクチンの副反応に解熱鎮痛剤は使っても良い?」と悩まれる方が多いですが、副反応に対して解熱鎮痛剤は飲んでも良いとされています。

ただし、他の薬を服用している場合や、激しい痛み・急激な高熱の状態が続いている場合は、解熱鎮痛剤を使うのではなく、クリニックで診察を受けるようにしてください。

引用元:新型コロナワクチンQ&Aー厚生労働省

 

インフルエンザ感染の対策を続ける

インフルエンザワクチンの効果は軽症化・合併症の抑制で、ワクチンを接種してもインフルエンザに感染する可能性は十分に考えられます。

そのためインフルエンザワクチン接種後でも、感染対策を続けるようにしてください。

インフルエンザは飛沫・接触により感染するため、ワクチン接種後にも手洗い・うがいを続けて、外出時はマスクを着用することが大切です。

また、新型コロナウイルスの流行により、様々な場所にアルコールが設置されています。

アルコールにはウイルスを除去する効果があるので、接種後でもアルコール消毒を心がけるようにしてください。

インフルエンザ感染の対策については、こちらの記事をご覧ください。

インフルエンザの感染を防ぐポイントー政府広報オンライン

 

インフルエンザワクチン接種前に抑えておきたいポイント

インフルエンザワクチン接種後の注意点をお伝えしましたが、接種前に抑えておきたいこともあります。インフルエンザワクチン接種前に抑えておきたい4つのポイントをご紹介します。

 

ワクチン接種の値段を確認する

インフルエンザワクチンは保険外診療になり、クリニックによって値段が違います。

そのためワクチン接種を受ける前に値段を確認するようにしてください。

3,000円台後半の値段で設定しているクリニックが多いですが、都心部では5,000円近い値段に設定されていることがあるので、注意が必要です。

基本的にはクリニックのHPにワクチン接種の値段が記載されています。

もし、HPに記載されていない場合は、電話で問い合わせることをおすすめします。

 

ワクチン接種の補助制度を確認する

インフルエンザワクチンは保険外診療になりますが、自治体や健康保険組合によっては補助制度が設けられています。ワクチン接種費用の一部を補助してくれるため、ワクチン接種を受ける前に確認するようにしてみてください。

自治体に関しては、子供・高齢者を対象に一部補助が実施されていることが多く、健康保険組合は、年齢は問わず加入者を対象としているケースが多いです。

ただし、補助制度を利用するには、自治体や健康保険組合によって定められている条件を満たさなければいけません。

対象期間が定められていることもあるので、事前に確認してみてください。

 

ワクチン接種の予約をする

インフルエンザワクチンの接種を受けるには、事前予約が必要です。

予約なしでは対応していないクリニックが多いので、事前予約を忘れないようにしてください。

一般的にインフルエンザワクチンの接種受付は、10月上旬からスタートします。

インフルエンザワクチンの免疫効果が現れるのは接種から2週間後になるので、11月中旬までに予約することをおすすめします。

 

体調が良好な状態にする

37.5度以上の発熱がある方や睡眠不足・二日酔いなどで体調が優れていない方は、インフルエンザワクチンを接種してもらえません。

予約した日にワクチン接種を受けるためには、体調が良好な状態にする必要があります。

当日の発熱などは防ぐことが難しいですが、睡眠不足や二日酔いなどは自身で管理できると思います。タイミングによっては予約を取ることが難しいことも考えられるので、予約した日にワクチン接種を受けられるように日常生活を心がけてください。

 

ワクチン接種後に副反応が出たときの対処法

インフルエンザワクチン接種後に副反応が出ると、「どうすれば良いのだろう…」と悩まれるかもしれませんが、2~3日は様子を見るようにしてください。

接種した部位・全身性、どちらの副反応でも通常2~3日で消失すると言われています。

もし、3日を経過しても副反応がおさまらない場合は、ワクチン接種を受けたクリニックに相談してみてください。

 

重篤な症状な場合はクリニックで診察を受ける

インフルエンザワクチン接種後の副反応によっては、すぐにクリニックで診察を受ける必要があります。クリニックで診察を受けるべき副反応は下記の通りです。

・接種した部位の大きな腫れ

・接種した部位の強い痛み

・痙攣

・呼吸困難

・手足の痺れ

・手足に力が入らない など

副反応によっては、インフルエンザワクチンを接種してから数週間後に出ることがあります。

また、急激に症状が悪化することも考えられるので、接種した部位の発赤や発熱以外の副反応が出ているときは、放置することなく、クリニックで診察を受けるようにしてください。

 

まとめ

この記事では、インフルエンザワクチン接種後の注意点について詳しくお伝えしました。

インフルエンザワクチン接種後は副反応が出ることがあるので、まずは副反応に気を付けて生活することが大切です。また、激しい運動や過度なアルコールは控えるように注意してください。

インフルエンザワクチンは軽症化・合併症の抑制効果があり、「ワクチン接種=絶対に感染しない」というわけではないので、接種後でも感染しないように対策を続ける必要があります。

この記事でお伝えした内容を参考にし、インフルエンザワクチン接種後の生活を意識してみてください。