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咳が止まらない…東中野のクリニックでマイコプラズマ肺炎を診断・治療

2025.01.02

通常の風邪だと思っていたのに咳がしばらく止まらないという経験をしたことがある人はいないでしょうか。その症状はマイコプラズマ肺炎の可能性があります。この記事では、マイコプラズマ肺炎の概要について解説したうえで、東中野でマイコプラズマ肺炎の診断・治療が可能なクリニックを紹介します。

咳が止まらない…東中野のクリニックでマイコプラズマ肺炎を診断・治療|はじめに
咳が止まらない…東中野のクリニックでマイコプラズマ肺炎を診断・治療|マイコプラズマ肺炎の症状
咳が止まらない…東中野のクリニックでマイコプラズマ肺炎を診断・治療|診断する方法は?
咳が止まらない…東中野のクリニックでマイコプラズマ肺炎を診断・治療|治療法は?
咳が止まらない…東中野のクリニックでマイコプラズマ肺炎を診断・治療|予防法はある?
咳が止まらない…東中野のクリニックでマイコプラズマ肺炎を診断・治療|マイコプラズマ肺炎の症状が出た時におすすめの東中野のクリニック
咳が止まらない…東中野のクリニックでマイコプラズマ肺炎を診断・治療|まとめ

咳が止まらない…東中野のクリニックでマイコプラズマ肺炎を診断・治療|はじめに

風邪は代表的な感染症ですが、風邪のような症状を引き起こす感染症にはほかにも様々なものがあります。

例えば新型コロナウイルスやインフルエンザウイルスです。

これらは高熱が出る、重症化しやすいという点で異なるものの、初期症状では風邪と区別するのが難しい病気です。

同じく区別しづらい感染症としてマイコプラズマ肺炎があります。

マイコプラズマ肺炎は特に子供が学校などで感染することが多いですが、大人もかかる可能性があります。

この記事では、マイコプラズマ肺炎に感染すると発症する主な症状、診断方法、治療法、予防法について解説していきます。

また、マイコプラズマ肺炎が疑われる症状が出た時におすすめの東中野のクリニックも紹介します。

なお、こちらの記事では新型コロナウイルスとマイコプラズマ肺炎の違いについて解説されていたので、参考にしてみてください。

咳が止まらない…東中野のクリニックでマイコプラズマ肺炎を診断・治療|マイコプラズマ肺炎の症状

マイコプラズマ肺炎を含む肺炎とは、肺に炎症が起こる感染症を指します。

日本人の死因第5位となっている危険な病気であり、特に高齢者においては、食べ物や唾液などが気道に入り込み、口の中の細菌などが肺に侵入して起こる誤嚥性肺炎に罹る恐れがあります。

風邪やインフルエンザは鼻・喉・上気道・気管・気管支などが感染して炎症を起こしますが、肺炎はウイルスや細菌が肺まで達し、直接的な炎症を起こします。

新型コロナウイルスの流行時には肺炎を併発する例が少なくありませんでしたが、これは「ACE2」という受容体が肺の細胞に多いためです。

なお、肺炎の種類を分類すると、大きく過敏性肺炎、間質性肺炎、誤嚥性肺炎の3つに分けられます。

しかし、マイコプラズマ肺炎は一般的な肺炎と異なる特徴があるため、上記3つに含まれない「非定型肺炎(または異型肺炎)」とされています。

マイコプラズマ肺炎の原因となる「肺炎マイコプラズマ」は細菌に分類されているものの、実際はウイルスと細菌の中間のような特性を持っていることが、非定型肺炎とされる理由の一つです。

また、一般的な細菌は細胞膜と細胞壁の両方を持ちますが、肺炎マイコプラズマは細胞壁がないという変わった構造をしています。

さらに、通常の肺炎はレントゲンを撮ることで診断できることが多いですが、マイコプラズマ肺炎の場合はレントゲンの写真を見ても異常が見られない傾向にあります。

そのため、正確に診断されない可能性もあります。

マイコプラズマ肺炎の症状は風邪に似ており、自然治癒する例もしばしば見られます。

主な初期症状は、発熱や咽頭痛、頭痛、倦怠感、咳などです。

下痢・嘔吐などの消化器症状や、発疹などの皮膚症状、ゼーゼーと聞こえる呼吸が現れることもあります。

咳は痰の絡まない乾いたものとなることが多く、通常の風邪よりも長引きやすい感染症です。

咳は熱などが治った後も数週間続くことがあり、しばらくすると痰が絡んだ咳に変化する場合もあります。

ほかに風邪と違う点としては、鼻水があまり出ないことが挙げられます。

風邪のような軽症で治る例もありますが、咳がひんぱんに出て睡眠がとれなかったり、息苦しさを感じたりという状態に陥ることもあります。

重症化し、中耳炎、無菌性髄膜炎、脳炎、肝炎、膵炎、溶血性貧血、心筋炎、関節炎、ギラン・バレー症候群、スティーブンス・ジョンソン症候群といった多様な合併症を引き起こす危険性もあります。

通常の風邪だと思って放置していると長期化することがあり、まれですが重症化する可能性もあるので、早期に完治したい場合は適切な診断が重要となります。

今回取り上げていませんが、マイコプラズマ・ウレアプラズマ感染症について知りたい方は、こちらの記事などをご覧ください。

咳が止まらない…東中野のクリニックでマイコプラズマ肺炎を診断・治療|診断する方法は?

マイコプラズマ肺炎は、すでに感染している人の咳・くしゃみによって細菌が飛散し、それを吸いこむことで感染します。

また、細菌が付着している物に触れることで感染する場合もあります。

幼児・学童・青年期の感染が多く、14歳以下の感染が全体の80%程度を占めます。

ただし大人が罹ることもあり、その場合は子供より症状が強く現れやすい傾向にあります。

理由はそのメカニズムにあります。

マイコプラズマ肺炎の原因となる「肺炎マイコプラズマ」は、細菌自体が健康を害するわけではありません。

体が異物である細菌を排除しようとする際の免疫システムが肺炎マイコプラズマに過剰反応することで炎症を起こし、肺炎の症状を引き起こします。

そのため、免疫システムが不完全あるいは弱い子供は軽症で済み、免疫システムが成熟している成人では症状が顕著に現れやすいと言えます。

なお、潜伏期間は2、3週間と長めで、特に子供では症状が現れないこともあるため、知らないうちに親や友達にうつしている可能性もあります。

そこで重要となってくるのが正確な診断です。

マイコプラズマ肺炎を診断するためには、インフルエンザやコロナなどの時にも実施される「抗原定性検査」、マイコプラズマのDNAの有無を確認する「LAMP法」、血液を採取して血清中の抗体を調べる方法などが採られるのが一般的です。

これらの検査をしなくても、流行状況や現れている症状が明らかな場合は、マイコプラズマ肺炎と診断されることもあるでしょう。

なお、血液検査は結果が出るまでに時間がかかるため、抗原検査やLAMP法が実施されることが一般的です。

ただしLAMP法は実施しているクリニック、していないクリニックがあるため、もし希望する場合はあらかじめ確認しておきましょう。

こちらのページでは、小児科におけるマイコプラズマ肺炎の情報がまとまっていました。

咳が止まらない…東中野のクリニックでマイコプラズマ肺炎を診断・治療|治療法は?

マイコプラズマ肺炎に感染したとしても、症状が軽い場合は特に専門の検査がされないこともあります。

問診などでマイコプラズマ肺炎が強く疑われる症状があれば、それに沿った治療がおこなわれます。

なお、治療と言っても風邪のように解熱剤などで症状を抑えるための対処療法だけがおこなわれることもあります。

クリニックによっては、対処療法と共にマイコプラズマ肺炎用の特別な抗菌薬が処方されます。

抗菌薬としては、マクロライド系のクラリスロマイシンやアジスロマイシンが挙げられます。

ただし、近年はマクロライド系に耐性を持ったマイコプラズマ肺炎も出てきています。

マクロライド耐性がある場合は、キノロン系のトスフロキサシンや、テトラサイクリン系のミノマイシンが処方されることもあるでしょう。

クリニックでの薬の処方以外に自身でできる対策としては、可能な範囲で水分や栄養を摂取し、安静にしていることが重要となります。

また、痰が出たら吐き出し、寝るときは咳で苦しくならないようにうつ伏せになることをおすすめします。

乾燥すると咳が出やすくなるので、部屋の湿度を保ち、マスクをして寝るのも効果的です。

なお、マイコプラズマ肺炎の症状は多くの場合1週間程度で治りますが、治ってもしばらくは菌が完全になくなってはいません。

耐性菌が生じる可能性もあるため、自分の判断でやめず、医師から指示のあった期間は薬を飲み続けましょう。

厚生労働省のサイトでも、マイコプラズマ肺炎の情報がまとまっていたのであわせてご覧ください。

咳が止まらない…東中野のクリニックでマイコプラズマ肺炎を診断・治療|予防法はある?

マイコプラズマ肺炎は、感染しても症状が現れない人もいるため、知らないうちに流行していることもあります。

そのため、社会生活を送っている限りは予防をしていても感染する可能性があります。

また、現状はマイコプラズマ肺炎に対応したワクチン予防接種はありません。

それでも予防をすることで、感染したとしても発症の確率を下げ、発症しても軽症で済む体にすることはできます。

また、インフルエンザのような強い感染力はありません。

予防法は風邪・インフルエンザ・新型コロナとほぼ同じです。

こまめな手洗いやうがいは忘れずにおこない、お互いに菌の拡散を避けるため、咳・くしゃみをする時はハンカチなどで口鼻を覆いましょう。

マイコプラズマ肺炎の病原菌は熱や界面活性剤に弱いため、手洗いの際は石鹸を使うことをおすすめします。

流行時は人混みを避ける、どうしても行かなければならない時はマスクを着用するということも効果的です。

家庭内での1人の感染が分かった場合は、タオルや食器などを共有しないことも重要です。

症状が治っても、細菌が4~6週間程度にわたって排出される可能性もあるため、しばらくは予防を続けることが必要となります。

東中野のある東京都におけるマイコプラズマ肺炎の感染状況について知りたい方は、東京都感染症情報センターのこちらのページをご参照ください。

咳が止まらない…東中野のクリニックでマイコプラズマ肺炎を診断・治療|マイコプラズマ肺炎の症状が出た時におすすめの東中野のクリニック

東中野やその周辺で、マイコプラズマ肺炎の診断・治療に対応しているおすすめのクリニックを紹介します。

上高田クリニック

内科・循環器内科・外科・血管外科を診療科目とするクリニックで、下肢静脈瘤専門外来がある点が特徴です。

他にも花粉症・アレルギー、禁煙外来、睡眠時無呼吸症候群、各種自費診療、高濃度ビタミンC点滴など幅広く対応しています。

診療時間は、水曜日を除く平日が9:00〜12:30と15:00〜18:30、土曜日は9:00〜12:30のみとなっています。水・日・祝が休診です。

予約優先制となっていて、ホームページ上からアカウント登録するとWeb予約もできます。

東京メトロ東西線の落合駅1出口から徒歩7分、JR東中野駅西口から徒歩10分、西武新宿線中井駅から徒歩10分、西武新宿線新井薬師駅南口から徒歩12分の場所に位置します。

上高田クリニック

東中野糖尿病内科クリニック

内科全般に対応できるクリニックで、生活習慣病(糖尿病・高血圧症・脂質異常症)やアレルギーのほか、オプションドックや各種予防接種、ダイエット外来、自由診療にも対応している病院です。

ホームページ上からのWeb予約が可能です。

診療時間は火曜を除く月〜金曜日までが9:00~13:00と15:00~19:00(第1、3木曜日は午前休診)、土曜日は9:00~13:00のみです。火・日・祝日が休診となっています。

各線の東中野駅西口から徒歩1分という駅近の場所にあります。

東中野糖尿病内科クリニック

田中クリニック(医療法人社団 佐介会)

診療科目は内科、呼吸器内科、アレルギー科であり、発熱外来は当日9時から電話による予約が必要となっています。

その他、COPD(慢性閉塞性肺疾患)、気管支ぜん息、花粉症・減感作療法、SAS(睡眠時無呼吸症候群)、ニコチン依存症治療(禁煙外来 保険診療)などにも対応しています。

外来の診療時間は月〜金曜日まで9:00~12:30、15:00~18:30、土曜日は9:00~12:30のみ、日・祝日が休診となっており、11:30-12:30は発熱患者専用の時間帯となっています。

JR東中野駅西口から徒歩4分、大江戸線の東中野駅A3出口から徒歩4分、東西線の落合駅1番出口から徒歩4分の場所に位置します。

田中クリニック

おおくら内科

内科・消化器内科に対応している病院で、胃カメラ・ピロリ菌などの検査や各種予防接種、健康診断、花粉症の舌下免疫療法にも対応しています。

発熱・風邪症状がある場合は事前の電話連絡が必須で、来院時はマスクの着用が必須となります。

診療時間は、水曜日を除く平日が9:30~12:30と14:00〜17:30で、土曜日は9:30~12:30の午前中のみ対応しています。水日祝は休診です。

JR東中野駅前の商業施設「ユニゾンモール」内にあるため、JR東中野駅からは徒歩1分、地下鉄大江戸線からも徒歩4分の場所にあります。

おおくら内科

中野ひだまりクリニック

診療時間内は随時、予約制の発熱外来を受け付けているクリニックです。

予約はホームページ上からでき、事前問診と保険証の登録が必要となっています。

登録ができない場合も電話での受付が可能です。

なお、PCR検査も当日受けられるようになっています。

もちろん熱がなくても咳や、ノドの痛みといった風邪の諸症状がある場合は内科での診察が可能です。

外来の診療時間は木曜を除く月〜日曜日までが9:00~12:30、14:00~20:00、木曜日は休診(訪問診療)となっていて祝日の状況はホームページ上で確認する必要があります。

なお14:00~16:30(土曜は17:00迄)の間は予約での診察のみ可能な時間帯となっている他、第1、3日曜は診療時間が9:00〜17:00となっています。

夜は20:00まで、休日も診療しているので仕事がある人でも比較的行きやすいでしょう。

JR総武線、大江戸線の東中野駅から徒歩4分、東京メトロ東西線の落合駅からも徒歩4分の場所に位置します。

中野ひだまりクリニック

当院について

もちろん当院「いたや内科クリニック」もマイコプラズマ肺炎などの咳の症状が現れた際の診断・治療が可能です。

なお当院は高血圧、糖尿病といった生活習慣病の診察もおこなっており、発熱等の風邪の諸症状がある方とは診断時間を分けている点にはあらかじめご注意ください。

主な診療科目は、内科、呼吸器内科、消化器内科、循環器内科、糖尿病内科、アレルギー内科、予防接種、生活習慣病、睡眠時無呼吸症候群、自費診療、往診応需です。

JR総武線東中野駅西口から、都営大江戸線東中野駅A2出口からそれぞれ徒歩2分という電車でのアクセスも便利な場所に位置します。

診療時間は、平日の月〜金曜日が9:00〜12:00と14:00〜18:00、土曜日は9:00〜14:00まで途中休憩なしで診療しています。水曜、日曜、祝日は休診です。

発熱外来に関しては平日(月、火、木、金)は11:00〜12:00、15:30-17:00、土曜日は10:30〜12:30での来院をお願いしてます。また電話での完全予約制となっています。

来院やお問い合わせを希望される場合は、こちらの公式ホームページをご参照ください。

東中野でその他のクリニックをお探しの方は、以下リンクを参考にしてみてください。

マイコプラズマ肺炎に関連する診療科の中野区の病院・クリニック /MEDLEY

中野区のマイコプラズマ肺炎を診察する病院・クリニック /caloo

東中野駅周辺・呼吸器内科/呼吸器科 /病院なび

咳が止まらない…東中野のクリニックでマイコプラズマ肺炎を診断・治療|まとめ

最後にこの記事をまとめます。

  • マイコプラズマ肺炎は非定型肺炎に分類される
  • 初期症状は咳や発熱、咽頭痛が中心
  • 大人は子供より重症化しやすい
  • 診断は抗原検査やLAMP法で行う
  • 予防には石鹸での手洗い・うがいが重要

 

なお、咳全般で東中野周辺のクリニックをお探しの方は以下記事をご参照ください。

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