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睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査にかかる費用とは?
2022.10.13
睡眠時無呼吸症候群の検査費用って…。高いの? いくらかかる? このような疑問にお答えします。 この記事では「睡眠時無呼吸症候群の検査費用」について解説していきます。記事の後半では「精密検査を行う場合の費用」についても解説しておりますので、ぜひ最後までお付き合いくださいね。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査にかかる費用を説明する前に
睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査にかかる費用とは?自己負担割合によって変わります
睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査にかかる費用とは?3割負担の方は約4,000円です
睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査にかかる費用とは?簡易睡眠検査の機械を借りるとプラス3000円です
睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査にかかる費用とは?精密検査を行う場合は約2.5万円〜4万円です
睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査にかかる費用とは?1割負担の方は約1,300円です
睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査にかかる費用とは?合併症の状況について検査をする場合は変わります
睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査にかかる費用とは?主な合併症を紹介します
睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査にかかる費用とは?オンライン診療も可能です
睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査にかかる費用とは?積極的に受診しましょう
睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査にかかる費用を説明する前に
はじめに「睡眠時無呼吸症候群」について解説します。睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome)とは、睡眠中に何度も呼吸が止まったり、浅くなったりして体の低酸素状態が発生する疾患。医学的な定義では、無呼吸の状態が7時間睡眠の間に30回以上。もしくは1時間の中で5回以上起こっていれば「睡眠時無呼吸症候群」となります(※気道の空気の流れが10秒以上止まることを「無呼吸」と言います)。
※睡眠時無呼吸症候群を英語で表すと「Sleep Apnea Syndrome」。そのため、頭文字を取りSAS(サス)とも呼ばれておりますよ。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査にかかる費用とは?自己負担割合によって変わります
睡眠時無呼吸症候群は疾患であるため「検査にかかる費用」は、すべて通常の保険が適用されます。そのため、検査費用は医療費の自己負担割合によって変わります。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査にかかる費用とは?3割負担の方は約4,000円です
健康保険3割負担の方が初診で来られた場合、初診料のほか、スクリーニングのための血液検査、胸部レントゲン、心電図など基本的なスクリーニング検査が必要になります。そのため、約4,000円程度かかります(検査内容によって多少は変わります)。3割負担の方で睡眠時無呼吸症候群の検査を受けられる場合は、約4,000円と理解しておきましょう。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査にかかる費用とは?簡易睡眠検査の機械を借りるとプラス3000円です
簡易睡眠検査の機械を自宅に持ち帰って検査する場合は、1回の貸し出しにつき約3000円かかります。簡易睡眠検査の機械を自宅に持ち帰る際は、追加料金が発生することをあらかじめ理解しておきましょう。追加料金の発生については「睡眠時無呼吸症候群の治療にかかる費用について解説しているサイト」でも同様のことを言っておりますよ。
<簡易睡眠検査とは?>
簡易睡眠検査とは、問診や身体所見から睡眠時無呼吸症候群が疑われる際に行い、睡眠中の無呼吸の回数・無呼吸に伴い体内の動脈血の中に、酸素がどの程度含まれているか(酸素飽和度)の変化を調べる検査です。具体的には、手の指や鼻の下にセンサーをつけ、いびきや呼吸の状態、酸素飽和度(SpO2)から睡眠時無呼吸症候群(SAS)の可能性を調べるものになります。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査にかかる費用とは?精密検査を行う場合は約2.5万円〜4万円です
医療機関によって差はありますが、1泊2日の入院で精密検査のポリソムノグラフィー(PSG)を行う場合は、約2.5万円〜4万円かかります(個室代などは別)。なお、 CPAP治療を受ける場合は月に一度の診察と機械の貸し出しで毎月約5000円かかりますので、ご注意くださいね。なお、精密検査の費用については「睡眠時無呼吸症候群の検査費用について解説しているサイト」でも同様のことを言っておりますよ。
<CPAP(シーパップ)療法とは?>
CPAP療法とはCPAP装置からホースやマスクを介して処方された空気を気道に送り、気道が塞がらないようにする治療法。この療法を適切に行うことで睡眠中の無呼吸やいびきが減少し、睡眠時無呼吸症候群による症状が改善されます。なお、CPAP療法について詳しく知りたい方は「睡眠時無呼吸症候群の検査費用について解説しているサイト」や「睡眠時無呼吸症候群の治療法について解説しているサイト」をご覧ください。
※CPAP療法以外の治療法については「睡眠時無呼吸症候群の治療費用について解説しているサイト」に記載しております。ご興味のある方はご覧ください。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査にかかる費用とは?1割負担の方は約1,300円です
健康保険1割負担の方は基本的に3割負担の1/3です。具体的には、初診外来と必要な検査を受けて約1300円。簡易睡眠検査(簡易ポリグラフ)の検査で約1000円、1泊2日の入院で精密検査のポリソムノグラフィー(PSG)を受ける場合は約10000円の自己負担となります。1割負担の金額については「睡眠時無呼吸症候群の検査費用について解説しているサイト」でも同様のことを言っておりますよ。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査にかかる費用とは?合併症の状況について検査をする場合は変わります
睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査は基本的に上述した通りです。しかし患者様によっては、糖尿病、高血圧、不整脈などの合併症の状況について検査する場合があります。ですので、合併症の症状にお心当たりのある方はご注意ください。なお、検査費用について詳しく知りたい方は、検査終了までにどの程度の金額が必要なのか、各医療機関にあらかじめ問合せておきましょう。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査にかかる費用とは?主な合併症を紹介します
睡眠時無呼吸症候群の主な合併症には、以下のものが挙げられます。なお、睡眠時無呼吸症候群の合併症については「睡眠時無呼吸症候群の検査費用について解説しているサイト」でも取り上げておりますよ。
【睡眠時無呼吸症候群の検査にかかる費用とは?主な合併症1】糖尿病
糖尿病とは、インスリンの作用不足により高血糖が慢性的に続く疾患。(インスリンは膵臓から出るホルモンであり、血糖を一定の範囲におさめる働きを担っています)血糖の濃度(血糖値)が何年間も高いままで放置されると、血管が傷つき、将来的に心臓病や、失明、腎不全といった、より重い疾患につながります。
【睡眠時無呼吸症候群の検査にかかる費用とは?主な合併症2】高血圧
高血圧とは、運動したときなどの一時的な血圧上昇とは違い、安静時でも慢性的に血圧が高い状態が続いていることを指します。具体的には「収縮期血圧が140mmHg以上」「拡張期血圧が90mmHg以上」の場合をいい、どちらか一方でもこの値を超えていると高血圧症と診断されます。高血圧症は自覚症状がほとんどありません。しかし放置してしまうと心疾患や脳卒中など生命を脅かす病気につながるため「サイレント・キラー」といわれております。
【睡眠時無呼吸症候群の検査にかかる費用とは?主な合併症3】脳卒中
脳卒中とは、急性期脳血管障害のことを指し、突然脳の血管が詰まったり、破れたりして引き起こされる病気の総称。脳卒中は原因によって「脳の血管が詰まるタイプ(脳梗塞、一過性脳虚血発作)」と「脳の血管が破れるタイプ(脳出血、くも膜下出血)」の2つに分けられます。脳卒中は、障害を受けた脳が司っていた「身体機能」や「言語機能」が失われたり、場合によっては死に至ることもありますので、非常に危険な疾患です。
【睡眠時無呼吸症候群の検査にかかる費用とは?主な合併症4】不整脈
不整脈とは、心臓の鼓動が不規則になる事。脈が1分間に50以下の場合を徐脈、100以上の場合を頻脈と言い、動悸や息切れを伴う心房細動も不整脈のひとつです。近年、心房細動は睡眠時無呼吸症候群と関連があることがわかっております。そのため、不整脈も睡眠時無呼吸症候群と関連のある疾患だと言えるでしょう。
【睡眠時無呼吸症候群の検査にかかる費用とは?主な合併症5】心筋梗塞
心筋梗塞とは、心筋に血液と酸素を送る冠動脈が動脈硬化で硬くなり、心筋に血液を送ることができない状態になることです。これにより、心筋が酸素不足に陥り壊死を起こしてしまう状態を言います。心筋梗塞は日本人の死亡原因の上位に挙げられている疾患で、突然死の原因にもなり得る、恐ろしい疾患のひとつです。なお、睡眠時無呼吸症候群と心筋梗塞の関係については「睡眠時無呼吸症候群の症状を解説しているサイト」でも述べております。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査にかかる費用とは?オンライン診療も可能です
近年、患者さんの通院の負担を減らすため、多くのクリニックでオンライン診療を行っております。オンライン診療を利用すれば、交通費を削減できますので、それだけでも検査費用や治療費を抑えられます。ですので、少しでも費用を抑えない方はオンライン診療をご検討ください。なお、オンライン診療の対象については各クリニックによって違いますので、あらかじめ問合せておきましょう。オンライン診療については「睡眠時無呼吸症候群の治療について解説しているサイト」でも述べておりますよ。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査にかかる費用とは?積極的に受診しましょう
睡眠時無呼吸症候群は極めて危険な病気。単なる睡眠障害ではありません。最悪の場合、脳卒中や心筋梗塞などの合併症を引き起こし、突然死に至る恐れもあります。ですから、睡眠時無呼吸症候群の症状が疑われる場合は放置せず、速やかに検査を受けましょう。睡眠時無呼吸症候群の検査にかかる費用は、すべて通常の保険が適用されます。ですので、基本的には安い費用で検査を受けることができますよ。なお、睡眠時無呼吸症候群の検査の流れについては「睡眠時無呼吸症候群の検査費用について解説しているサイト」に記載しておりますので、こちらをご覧ください。
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