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睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査方法とは?診断の流れから解説します
2022.10.13
睡眠時無呼吸症候群の検査って…。 何をするの? このような疑問にお答えします。 この記事では「睡眠時無呼吸症候群の検査方法」について、一般的な診断の流れから解説していきます。記事の後半では「検査方法に関する質問」についても解説しておりますので、ぜひ最後までお付き合いくださいね。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査方法について解説する前に
睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査方法とは?大きく分けて2つあります
睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査方法とは?診断の流れから解説します
【睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査方法とは?診断の流れから解説1】問診
【睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査方法とは?診断の流れから解説2】パルスオキシメータ
【睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査方法とは?診断の流れから解説3】簡易検査
【睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査方法とは?診断の流れから解説4】ポリソムノグラフィー(PSG)検査
【睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査方法とは?診断の流れから解説5】治療方針の決定
睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査方法とは?自宅でのPSG検査について
睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査方法とは?合併症の状況について検査をする場合もあります
睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査方法とは?よくある質問について
【睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査方法とは?よくある質問1】痛みや苦痛を伴う検査ですか?
【睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査方法とは?よくある質問2】健康保険は適用になりますか?
【睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査方法とは?よくある質問3】何科を受診したらいいですか?
睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査方法とは?積極的に検査しましょう
睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査方法について解説する前に
はじめに「睡眠時無呼吸症候群」について解説します。睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome)とは、睡眠中に何度も呼吸が止まったり、浅くなったりして体の低酸素状態が発生する疾患。医学的な定義では、無呼吸の状態が7時間睡眠の間に30回以上。もしくは1時間の中で5回以上起こっていれば「睡眠時無呼吸症候群」となります(※気道の空気の流れが10秒以上止まることを「無呼吸」と言います)。睡眠時無呼吸症候群については「近畿中央呼吸センターのサイト」に詳しく書いておりますので、気になる方はこちらをご覧ください。
※睡眠時無呼吸症候群を英語で表すと「Sleep Apnea Syndrome」。そのため、頭文字を取りSAS(サス)とも呼ばれておりますよ。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査方法とは?大きく分けて2つあります
睡眠時無呼吸症候群の検査には大きく分けて2つあります。一つは自宅で行えるスクリーニングのための簡易検査。もう一つは、病院に一泊入院して行うポリソムノグラフィー(PSG)検査です。 どちらもセンサーを取り付けて就寝していただくものになります。両者については次の項目で解説しますね。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査方法とは?診断の流れから解説します
それでは、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査方法について、一般的な診断の流れから解説していきます。
【睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査方法とは?診断の流れから解説1】問診
はじめに問診を行います。一般的には「いびき」や「無呼吸の指摘」「自覚症状」「既往歴」などの問診に加え、病的な眠気かどうかを判断するために睡眠尺度評価(ESS)という質問表を用いて行います。なお、睡眠時無呼吸症候群であっても眠気を訴えない患者さんが多いため、自覚症状がなくても、循環器疾患を伴っている患者さんなどは睡眠時無呼吸を疑い、検査を実施する場合もあります。なお、問診については「睡眠時無呼吸症候群の検査方法について解説しているサイト」で詳しく解説しております。ご興味のある方はご覧ください。
【睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査方法とは?診断の流れから解説2】パルスオキシメータ
続きましては、睡眠時無呼吸症候群なのか、それ以外の病気なのかを判別するために「パルスオキシメータ」にて検査を行います。パルスオキシメータとは、皮膚を通して動脈血酸素飽和度と脈拍数を測定するための装置。指先にセンサーをつけ、血液中の酸素の状態と脈拍数を測定することで、無呼吸によって起こる酸素の低下状態を診断できます。なお、パルスオキシメータを使った検査は、自宅で検査機器を取り付けて行います。ですので、わざわざ入院する必要はありませんよ。なお、パルスオキシメータについて詳しく知りたい方は「睡眠時無呼吸症候群の検査方法について解説しているサイト」をご覧ください。
【睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査方法とは?診断の流れから解説3】簡易検査
次に睡眠時無呼吸の有無と重症度を判定するために簡易検査を行います。簡易検査とは、問診や身体所見から睡眠時無呼吸症候群が疑われる際に行い、睡眠中の無呼吸の回数・無呼吸に伴い体内の動脈血の中に、酸素がどの程度含まれているか(酸素飽和度)の変化を調べる検査です。具体的には、手の指や鼻の下にセンサーをつけ、いびきや呼吸の状態、酸素飽和度(SpO2)から睡眠時無呼吸症候群(SAS)の可能性を調べるものになります。簡易検査もパルスオキシメータを使った検査と同様、自宅で検査機器を取り付けて行います。ですので、わざわざ入院する必要はありませんよ。なお、簡易検査を受けられる医療機関については「睡眠時無呼吸症候群の検査方法について解説しているサイト」で検索できます。気になる方はご覧ください。
【睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査方法とは?診断の流れから解説4】ポリソムノグラフィー(PSG)検査
簡易検査を行った結果、より精密な検査が必要だと判断された場合には、一泊入院していただきポリソムノグラフィー(PSG)検査を行います。PSG検査は睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査では、最も精密な検査方法です。脳波・筋電図・心電図・呼吸・血液中の酸素等、さまざまな生体信号を測定します。これにより、10秒以上の無呼吸・低呼吸の1時間当たりの数(AHI)、SASの種類(閉塞性・中枢性)、酸素の低下状態はもとより、睡眠の質(睡眠の深さ・分断の有無)、不整脈の有無、その他の睡眠障害の有無等について診断されます。なお、PSG検査については、「睡眠時無呼吸症候群の検査方法について解説しているサイト」に詳しく記載しておりますので、ご興味のある方はご覧ください。
【睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査方法とは?診断の流れから解説5】治療方針の決定
以上が睡眠時無呼吸症候群の主な検査方法です。なお、検査の結果、AHI(無呼吸低呼吸指数)が5以上で日中の眠気やいびきなどの症状が見られる場合には、睡眠時無呼吸症候群と診断されます。そして、睡眠時無呼吸症候群の原因などにより治療方針が決められます。なお、睡眠時無呼吸症候群の治療法については「睡眠時無呼吸症候群の検査方法について解説しているサイト」に詳しく書いておりますので、ご興味のある方はご覧ください。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査方法とは?自宅でのPSG検査について
ポリソムノグラフィー(PSG)検査は基本的に一泊入院して行います。しかし医療機関によっては、在宅PSG検査を行っているところが存在します。在宅PSG検査は、自宅で専用の睡眠キットを使用して、脳波・眼球運動、呼吸、呼吸努力(胸及び腹の動き)、イビキ、酸素飽和度、脈拍数、オトガイの筋電、体位、体動の10項目の測定を行います。在宅PSG検査は、ご自身で多数のセンサーをつけますので、やや複雑な方法です。そのため、ご自宅での精密検査に不安のある方には、入院をおすすめします。入院して精密検査を行いますと、多数のセンサーをスタッフが装着してくれますので、ラクに行えますよ。なお、自宅でのPSG検査については「睡眠時無呼吸症候群の検査方法について解説しているサイト」でもご紹介しておりますよ。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査方法とは?合併症の状況について検査をする場合もあります
睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査方法は基本的に上述した通りです。しかし患者様によっては、糖尿病、高血圧、不整脈などの合併症の状況について検査する場合があります。睡眠時無呼吸症候群の検査をお考えの方は、あらかじめ理解しておきましょう。なお、検査費用について詳しく知りたい方は、検査終了までにどの程度の金額が必要なのか、各医療機関に問合せておきましょう。なお、睡眠時無呼吸症候群の主な合併症について知りたい方は「睡眠時無呼吸症候群の検査方法について解説しているサイト」をご覧ください。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査方法とは?よくある質問について
以下、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査方法についてよくある質問です。睡眠時無呼吸症候群の検査をお考えの方はあらかじめ目を通しておくといいでしょう。
【睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査方法とは?よくある質問1】痛みや苦痛を伴う検査ですか?
睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査は、センサーを取り付けて寝ていただくだけです。なので、簡易検査も精密検査もまったく痛みや苦痛はありませんよ。
【睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査方法とは?よくある質問2】健康保険は適用になりますか?
睡眠時無呼吸症候群は疾患であるため「検査にかかる費用」は、すべて通常の保険が適応されます。ですので、比較的リーズナブルな料金で検査を受けることができますよ。検査費用については「睡眠時無呼吸症候群の検査方法について解説しているサイト」をご覧ください。
【睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査方法とは?よくある質問3】何科を受診したらいいですか?
睡眠時無呼吸症候群の診療科は医療機関によって変わります。医療機関の中には、睡眠外来や睡眠呼吸器科、呼吸器センターといった専門の診療科を掲げているところもあります。また、内科、呼吸器科、耳鼻咽喉科、循環器科、精神科などで治療を受けられるところもあります。睡眠時無呼吸症候群の検査をお考えの方は、医療機関に確認してから受診しましょう。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査方法とは?積極的に検査しましょう
睡眠時無呼吸症候群が疑われる場合には、積極的に検査しましょう。なぜなら、睡眠時無呼吸症候群は極めて危険な病気。単なる睡眠障害ではありません。最悪の場合、脳卒中や心筋梗塞などの合併症を引き起こし、突然死に至る恐れもあります。ですから、睡眠時無呼吸症候群の症状が疑われる場合は放置せず、速やかに検査を受けましょう。なお、医療機関を探したい方は「睡眠時無呼吸症候群の検査方法について解説しているサイト」をご覧ください。こちらから、お近くの医療機関を探すことができますよ!
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