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新宿区で睡眠時無呼吸症候群やいびきの治療をしたい方へ
2024.06.13
睡眠時無呼吸症候群(SAS:Sleep Apnea Syndrome)は重大な事故や大きな病気に繋がる可能性もある危険な病気です。この記事では睡眠時無呼吸症候群がどのような病気であるかを紹介します。また新宿区からも行きやすく、睡眠専門医のいるいたや内科クリニックについても紹介します。
中野区で睡眠時無呼吸症候群やいびきの治療をしたい方へ|いびきのメカニズム
中野区で睡眠時無呼吸症候群やいびきの治療をしたい方へ|睡眠時無呼吸症候群とは
中野区で睡眠時無呼吸症候群やいびきの治療をしたい方へ|いびきと睡眠時無呼吸症候群の検査と治療法
中野区で睡眠時無呼吸症候群やいびきの治療をしたい方へ|いたや内科クリニックについて
中野区で睡眠時無呼吸症候群やいびきの治療をしたい方へ|まとめ
中野区で睡眠時無呼吸症候群やいびきの治療をしたい方へ|はじめに
いびきは同居している家族などに嫌がられる厄介な問題ですが、実は問題はそれだけではありません。
深刻な病気を発症している可能性があるからです。
疲労が溜まって眠っている時にだけかくという場合は特に問題ないですが、頻繁にかいていて、かつ突然止まって無呼吸状態が繰り返されるという場合は、睡眠時無呼吸症候群の可能性があります。
睡眠時無呼吸症候群は、さらに様々な合併症を引き起こす可能性があるため決して放置はできません。
この記事では、いびきや睡眠時無呼吸症候群の原因とそれによって生じる日常生活内での症状、検査方法、治療方法ついて紹介します。
睡眠はとっているのにいつもスッキリしないという方、周囲の人にいびきを指摘されて困っている方はぜひご覧ください。
なお当記事では、睡眠時無呼吸症候群の治療が可能で中野区にあるいたや内科クリニックについても紹介しています。
いびきの自覚は難しいですが、最近はスマートフォンなどでいびきや寝言を検知できるアプリが出ています。こちらで詳しく紹介されていたため気になっている方はぜひお試しください。
中野区で睡眠時無呼吸症候群やいびきの治療をしたい方へ|いびきのメカニズム
いびきは、筋肉が緩むことによって舌などが重力で下に落ち、空気の通り道である上気道を狭めてしまうことが原因で起こります。
この症状が何によって発生するかで治療の有無が決まります。
まず、いびきは鼻から発するものと喉から発するものがあります。
鼻を摘んでいびきが止まる場合は鼻のいびきです。このいびきは花粉症・風邪などによる鼻づまりが原因となるため、鼻詰まりさえ解消されれば止まります。
喉のいびきはさらに一時的な単純性いびきと上気道抵抗症候群、今回取り上げる睡眠時無呼吸症候群に関連するいびきの3タイプがあります。
単純性いびきは、前述した鼻詰まりのほか、疲労が大きい時や飲酒をした時などに発生します。
他にも喫煙の習慣がある、枕の高さが高い、手を上げて寝る癖がある、口呼吸をする癖があるという場合には健康であってもいびきをかきやすくなります。
上気道抵抗症候群は無呼吸状態こそ見られないものの、上気道が狭くなっていて習慣的にいびきが現れます。
通常より呼吸に力を要するため睡眠による休息が十分ではなく、日中に眠気が現れます。
最後の睡眠時無呼吸症候群に関連するいびきは、睡眠中にいびきが止まって無呼吸もしくは低呼吸になる状態を何度も繰り返します。
無呼吸となる時は上気道を完全に塞いでいます。長い時は2分程止まった状態が継続します。
また睡眠時無呼吸症候群に関連するいびきの場合は、通常では考えられないほどの音量や、呼吸を再開する際の声が聞かれます。
いびきは喉の振動によって音を発っしますが、喉が狭くなることで息を吸う時に気道の壁が吸い寄せられて息が吸えなくなってしまいます。この状態は閉塞性の無呼吸と呼ばれます。
なお低呼吸にも、無呼吸の時と同じような症状が現れます。
医療機関で睡眠時無呼吸症候群に関する専門的な検査を様々な検査をすることで、これらの症状が明らかになります。
なお、起床時に無呼吸になることはないのでいびきと同様に自覚するのは難しいですが、疲れやすい、日中に強い眠気を感じる、起床時にすっきりしない、頭痛があるといった症状が現れることもあります。
それらの体の不調があった場合は睡眠時無呼吸症候群が疑われるため、早めに医療機関を受診しましょう。
睡眠時無呼吸症候群については、次の項目でより詳しく解説していきます。
なお、いびきから考えられる病気としては他にも鼻中隔彎曲症、肥厚性鼻炎、鼻茸症、副鼻腔炎、習慣性扁桃炎、アデノイド肥大などがあります。
また、いびきのメカニズムについてはこちらのサイトでも詳しく紹介されていたのであわせてご覧ください。
中野区で睡眠時無呼吸症候群やいびきの治療をしたい方へ|睡眠時無呼吸症候群とは
睡眠時無呼吸症候群は睡眠中に無呼吸状態が何度も繰り返される症状です。
無呼吸状態とは「10秒以上に渡って空気の流れが止まった状態」であり、それが例えば7時間の睡眠のうちで30回以上、あるいは1時間に5回以上繰り返されます。
発症する男女比はやや男性の方が多いものの大差はなく、肥満体質との関連性は深いものの痩せている人でも発症する可能性があります。
扁桃が肥大している、舌が大きい、あごが後退している、あごが小さい、歯並びが悪いということも原因になり得るためです。
特に日本人はあごが小さいことが睡眠時無呼吸症候群の原因となることが多いと言われています。
また男女比はないものの、男性は40歳~50歳代で、女性は閉経後に多く見られる傾向にあります。
なお無呼吸となる理由は「閉塞性」と「中枢性」の2パターンがあります。
閉塞性では、喉の筋肉がリラックスして舌が筋弛緩することで気道が塞がってしまい無呼吸状態となります。
一方の中枢性では、脳から呼吸の制御をするための適切な信号が送られなくなってしまうことで無呼吸状態となります。
日中に起こる症状と合併症
睡眠時無呼吸症候群の睡眠時の症状は無呼吸状態の繰り返しですが、睡眠で休息が十分にとれないことによって日常生活にも大なり小なりの症状が現れることがほとんどです。
代表的な症状としては、起床時の喉の渇きや頭痛、体の重さ、すっきり目覚められないといったものがあります。
強い眠気に襲われる、常にだるさ・倦怠感がある、集中力が続かない、すぐに疲れるといった症状も睡眠時無呼吸症候群が原因である可能性があります。
睡眠時無呼吸症候群のドライバーよる交通事故は日々ニュースで取り上げられるような社会問題にもなっているため、各々が症状を自覚した際に早めに医療機関を受診することが重要です。
睡眠時無呼吸症候群の患者は、健常な人よりも交通事故を起こす可能性が7倍程多いという調査結果もあります。
寝ている間の症状については、基本的に家族やパートナーしか気付くことができません。
もしいる場合には、イビキをかいているか、そのイビキが途中で止まってしばらくすると窒息するような様子を見せたり大きく息を吸い込んだりして再開するか、呼吸が止まっていないか、呼吸の乱れや息苦しい様子、むせるといった症状を繰り返していないか、寝汗をかいていないかという点を注意深く確認してもらいましょう。
また、睡眠時無呼吸症候群には危険な合併症があります。
考えられる合併症としては高血圧、心筋梗塞・狭心症・心不全・不整脈といった心血管疾患、糖尿病、脳卒中などの脳疾患、メタボリックシンドロームが挙げられます。
特に高血圧に関しては、睡眠時無呼吸症候群の50%が合併しているというデータもあります。
子供が発症した場合は、発育障害に繋がる可能性もあるほか、慢性腎臓病、動脈硬化、心臓突然死、認知症、うつ病、ED(勃起障害)というようにあらゆる方面の合併が起こる可能性があります。
それぞれの合併症が起こる理由についてはこちらのサイトで詳しく紹介されています。
中野区で睡眠時無呼吸症候群やいびきの治療をしたい方へ|いびきと睡眠時無呼吸症候群の検査と治療法
治療方法は、問診や検査を経て医師と相談のうえで決定されます。
検査について
睡眠時無呼吸症候群の検査は、まず問診や睡眠尺度評価(ESS)で始められます。
睡眠尺度評価(ESS:Epworth sleepiness scale)とは、普段の睡眠に異常がないかを点数で評価するもので、24点中11点異常になると睡眠時無呼吸症候群の可能性が高いと判断されます。
続いて簡易検査(スクリーニング検査)がおこなわれます。
簡易検査ではパルスオキシメータをつけて自宅でいつも通りの睡眠をとり、酸素低下の症状があるかどうかを確認します。
簡易無呼吸検査という方法が採られる場合もありますが、測定されるものに大差はありません。ただし、次に紹介する精密検査同様にAHIを測定できます。
簡易検査でも睡眠時無呼吸症候群が強く出た場合は、精密検査に進みます。
最終段階の精密検査では「ポリソムノグラフィ(PSG)」という方法が採られます。
あらかじめ医療機関から借りた機器睡眠時を取り付け、自宅での睡眠時の酸素量の変化や心拍数の変化を調べます。
多くのセンサーを付けて実施される医療機関もあり、この場合は入院の必要となることがあります。
精密検査では、睡眠時における1時間あたりの無呼吸・低呼吸の回数を無呼吸低呼吸指数(AHI)を測るのか、脳波や呼吸、血液中の酸素を測定します。
筋電図や心電図を調べることもあります。
AHIは5未満が正常、5~15が軽症、15~30が中等症、30以上が重症と判断されます。
以上の検査を経て睡眠時無呼吸症候群と診断された場合は、医師との話し合いや判断の下で適切な治療に移ります。
治療法について
対処療法と根本療法の2種類に分けられます。
対処療法としてはCPAP(連続陽圧呼吸療法)が有名です。
鼻を覆うマスクを付け、そこに軌道へ空気を送るチューブと付けて無呼吸状態を防ぎます。
CPAPは常時空気を送り続けるタイプと、無呼吸状態を検知した時にだけ空気を送るタイプの2種類があり、患者の状態や主治医の方針によって使い分けられます。
長期間続けることが基本となりますが、副作用・合併症はほとんど出ません。
また自宅で簡単に続けられるというメリットもあります。
もう一つの対処療法としては、マウスピース(口腔内装置)があります。
マウスピースを付けると顎が前に出て、舌が落ちることによる気道の閉塞を防ぐことができます。
CPAPと比べて器具が小さいので持ち運びしやすいものの、重症の場合は効果がありません。
また、形状が自分に合わないと効果も出づらくなるため、歯科などで自分にあったものを作ってもらうこともあります。睡眠時無呼吸症候群と診断された場合、マウスピースの作成は保険の適用内となるのでご安心ください。
手術によって治療する方法もあります。
手術は、扁桃を切除して喉を広げる「口蓋垂軟口蓋咽頭形成術(UPPP)」と、レーザーを使って喉の周りを焼き切り喉を広げる「レーザー口蓋垂軟口蓋形成術(LAUP)」という術式があります。
睡眠時無呼吸症候群では、以上の対処療法とあわせて、無呼吸状態を引き起こす根本原因を取り除く治療を進めていく必要があります。
主な治療法としては、生活習慣の乱れを改善することが挙げられます。
食生活が乱れていればバランスの取れた食事や適度な運動をして暴飲暴食を避ける、喫煙・飲酒の習慣があれば禁煙や禁酒をする必要が出てきます。
寝ている時の姿勢を変えたり、口呼吸する癖がある場合は鼻呼吸するように意識するといった改善が効果的な場合もあります。
また、他の病気・疾患が睡眠時無呼吸症候群を引き起こしていると考えられる場合は、そちらの治療を進めつつ、睡眠時無呼吸症候群に対する対処療法などを実施することとなります。
睡眠時無呼吸症候群の検査・治療方法や費用に関する一例として、こちらの病院の情報を参考にしてみてください。
中野区で睡眠時無呼吸症候群やいびきの治療をしたい方へ|いたや内科クリニックについて
日本では数少ない睡眠学会認定の睡眠専門医がいるクリニックです。
睡眠専門医とは、定められた条件を満たした際に睡眠を専門に研究している団体「日本睡眠学会」に認定される制度です。
認定されている医療機関は、学会のホームページ上でも一覧として掲載されます。
睡眠専門医に認定されるためには、医師免許取得から6年間以上、日本睡眠学会会員となってからの3年間以上、日本睡眠学会専門医の指導の下で睡眠医療に関する臨床経験を2年間以上経験、筆記・実地試験・面接試験への合格という条件が定められています。
専門医がいるため、睡眠時無呼吸症候群に関してより適切な診断や治療、アドバイスが可能です。
睡眠時無呼吸症候群に関しては、診察を経て、簡易検査から最終的な精密検査であるポリソムノグラフィーまで施行可能です。
また必要に応じてCPAP治療にも対応しており、歯科との連携による口腔内装置のご紹介もおこなっています。
診療時間は、月〜金曜日が9:00〜12:00と14:00〜18:00、土曜日は9:00〜14:00、水曜、日曜、祝日休診、予約不要で当日の受診も可能となっています。
東中野エリアにあり、JR総武線東中野駅、都営大江戸線東中野駅A2出口よりそれぞれ徒歩2分の場所にあるので交通の便も良いクリニックです。
中野区で睡眠時無呼吸症候群やいびきの治療をしたい方へ|まとめ
最後にこの記事をまとめます。
- 鼻・喉のいびきがあり、喉のいびきは睡眠時無呼吸症候群の可能性もあるので要注意
- いびきは上気道を狭める、もしくは塞ぐことで発生する
- 睡眠時無呼吸症候群は日常生活への支障や様々な合併症を引き起こす可能性がある
- 簡易・精密検査のうえでCPAPやマウスピース、手術によって対処療法を行い、同時に根本原因を取り除く
- いたや内科クリニックには日本睡眠学会認定の睡眠専門医がいる
なお、病院に行く前に自分で睡眠時無呼吸症候群の可能性があるかチェックしたいという方は、こちらのようなセルフチェックなどをお試しください。
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