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東京で睡眠時無呼吸症候群が疑われる状態となった時におすすめの対処方法とは
2023.10.26
東京には都内出身者だけではなく、地方や海外から多くの人が集まり生活しています。その中には就職のために出てきた人もいて、日々の多忙な暮らしの中で睡眠時無呼吸症候群を発症することもあります。この記事では睡眠時無呼吸症候群の概要や、おすすめの治療法について紹介します。
東京で睡眠時無呼吸症候群が疑われる状態となった時におすすめの対処方法とは|睡眠時無呼吸症候群はどのような病気か?
東京で睡眠時無呼吸症候群が疑われる状態となった時におすすめの対処方法とは|何が原因となるのか?
東京で睡眠時無呼吸症候群が疑われる状態となった時におすすめの対処方法とは|おすすめの対処方法は?
東京で睡眠時無呼吸症候群が疑われる状態となった時におすすめの対処方法とは|まとめ
東京で睡眠時無呼吸症候群が疑われる状態となった時におすすめの対処方法とは|はじめに
近年はあえて地方へ就職する傾向も見られますが、やはり高校大学を卒業して晴れて東京へ上京する方、目指したいものがあって上京する方が今も多くいます。
東京での暮らしは生活は楽しさがある一方で苦労する部分もあり、ストレスや疲れなどが溜まって体調を崩したり病気になってしまう場合もあります。
そんな病気の一つとして「睡眠時無呼吸症候群(SAHS、SAS)というものがあり、近年注目されてきています。この病気はハードワーク、運動不足、ストレスといった現代社内に生きる皆さんのライフスタイルと密接に関係しており、多くの人々を苦しめています。
この記事では、東京で暮らす若者が罹ることもある睡眠時無呼吸症候群がどのような病気であるか、原因は何か、またおすすめの対処方法についても紹介していきます。
同居人や家族から睡眠時無呼吸症候群の可能性があると指摘されている方や、自身で気になる症状がある方、健康診断でその可能性を指摘されたという方におすすめです。
東京に馴染めず強いストレスによって発症する可能性がある精神的な病気である「適応障害」については「こちら」に紹介されているので、気になる方はあわせてご覧ください。
東京で睡眠時無呼吸症候群が疑われる状態となった時におすすめの対処方法とは|睡眠時無呼吸症候群はどのような病気か?
睡眠時無呼吸症候群は、英語の名称でSAHS(Sleep Apnea Hypopnea Syndrome)やSAS(Sleep Apnea Syndrome)と言われ、睡眠中に突然無呼吸になる症状を何度も繰り返す病気です。
それによって日中急な眠気に襲われたり、自分で気づかないうちに眠っていたり、睡眠時間は十分なのに疲れが取れなかったりと様々な症状が現れます。
さらに症状が長く続くことで高血圧や糖尿病、心疾患、脳卒中、子供の発達障害、突然死などに繋がるリスクがあり、決して放置しておくことはできない病気です。
日中の眠気は判断力や集中力の低下を招き、交通事故をはじめとした様々な事故などを引き起こしやすくなります。
このように睡眠時無呼吸症候群は重大な病気を発症するリスクだけではなく、事故のリスクも上げます。
この病気の難しいところは、発症してたとしても自分では気づきづらいということです。
同居人や家族のように睡眠状態を見られる第三者がいれば良いのですが、東京で一人暮らしをしているような場合は気付くことができません。
睡眠中においては、それまでいびきをかいて寝ていたものの急にいびきが止まり、かつしばらく無呼吸となった場合は睡眠時無呼吸症候群である可能性が高いです。呼吸が乱れたり、むせたりといった症状が頻繁にある場合もその可能性があります。
頻繁にトイレに行く、寝汗を多くかく、息苦しさがあるといった症状がある場合にも注意が必要です。
また起きた時に頭痛や喉の渇き、体の重さ、疲労感があるという場合も睡眠時無呼吸症候群の可能性があると言えます。
なお自分で認識しやすいのは日中の活動時ですが、起きている時の症状としては、よく眠気を感じる、急な睡魔に襲われる、疲れやすい、だるさ・倦怠感がある、集中力が持続しないといったものが挙げられます。
様々な病気体験レポートが公開されている「Caloo」というサイトに睡眠時無呼吸症候群の体験談の紹介されていたので、ぜひこちらもご覧ください。
東京で睡眠時無呼吸症候群が疑われる状態となった時におすすめの対処方法とは|何が原因となるのか?
原因の多くは過食や肥満とされています。
睡眠時無呼吸症候群のタイプは主に「閉塞性睡眠時無呼吸タイプ(OSA)」と「中枢性睡眠時無呼吸タイプ(CSA)」に分けられますが、前者は睡眠中に喉や気道を塞いでしまい無呼吸となります。
肥満になると首や喉まわりに脂肪が沈着して喉や気道を塞ぎやすくなり、その結果として無呼吸を招いてしまいます。
ただし肥満でなくても下顎の骨格が小さい・後方になっている、小顔、首が短い・太い、歯並びが悪い、舌・舌の付け根が大きい、喫煙する、日常的に飲酒する、加齢による筋力の低下が見られる、高血圧・糖尿病・高脂血症に罹っているという方も要注意です。
また、東京で睡眠時無呼吸症候群になりやすいのは働き盛りである30〜60代で、生活習慣病の発症や体系が変化しやすい年代とも一致しています。
特に男性に多い傾向がありますが、女性も更年期以降にいびきと共に発症しやすくなると言われています。
なお睡眠時無呼吸症候群といびきの関係については「こちらで紹介されていたので、あわせてご覧ください。
東京で睡眠時無呼吸症候群が疑われる状態となった時におすすめの対処方法とは|おすすめの対処方法は?
東京都内の医療機関で実施される睡眠時無呼吸症候群の治療方法は多岐に渡ります。まずは睡眠時無呼吸症候群を専門とする、あるいは対応可能な医療機関を受診することをおすすめします。
なお、近いという理由だけでクリニック・病院を選んでも診断する術がないと治療の遅れに繋がってしまうのでご注意ください。
簡易検査や精密検査の「ポリソムノグラフィ(PSG)」といった専門的な検査を受けることで、無呼吸の度合いやその原因を把握することができます。
いずれも自宅で行う検査となりますが、簡易検査では酸素低下の症状があるかどうかを確認します。自宅での睡眠時に医療機関で渡された機器を取り付けて、睡眠時の酸素量の変化や心拍数の変化を調べます。
ポリソムノグラフィの場合は、簡易検査の内容に脳波の測定が加わります。睡眠時における1時間あたりの無呼吸・低呼吸の回数を無呼吸低呼吸指数(AHI)として算出し、その値によって睡眠時無呼吸症候群を診断します。
AHIは5未満が正常、5~15が軽症、15~30が中等症、30以上が重症と判断されます。
診断後の治療法は?
睡眠時無呼吸症候群の代表的な治療としては「CPAP(連続陽圧呼吸療法)」が挙げられます。
鼻を覆うマスクを付け、そこに軌道へ空気を送るチューブと付けて無呼吸の状態が発生しないようにします。
この器具は常時空気を送り続けるタイプと、無呼吸状態を検知した時にだけ空気を送るタイプの2種類があります。特におすすめという方はなく、患者の状態や主治医の方針によって使い分けられます。
空気を送る圧が弱くても強くてもうまく治療が行えないため、違和感があったり効果を感じられない場合は迷わず主治医に相談しましょう。
なおCPAPは長期間続けることになりますが、副作用・合併症がほとんど出ない、自宅で簡単に続けられるというメリットがあります。ただし付けていると気になって寝られない、かえって息苦しく感じるといった場合も主治医に相談してください。
他にはマウスピース(口腔内装置)を付ける治療法もあります。
マウスピースを付けると顎が前に出て、舌が落ちることによる気道の閉塞を防ぐことができます。CPAPと比べて器具が小さいので持ち運びしやすいですが、軽症の場合にのみ有効という点には注意が必要です。
また市販のものでは効果がないことも考えられるため、歯科などでしっかりと自分にあった形状のものを作ってもらいましょう。睡眠時無呼吸症候群と診断された場合、マウスピースの作成は保険の適用内となります。
さらに手術による治療法もありますが、実施できる条件が限られている他、危険性や悪化の可能性もあるため現在ではあまりおすすめはされていません。
念のため紹介しておくと、扁桃を切除して喉を広げる「口蓋垂軟口蓋咽頭形成術(UPPP)」や、レーザーを使って喉の周りを焼き切り喉を広げる「レーザー口蓋垂軟口蓋形成術(LAUP)」いった術式があります。
根本的な治療法は?
すでに気付いた人もいると思われますが、上記に挙げた治療は手術以外はあくまで対処療法であり、根本的な原因を取り除かなければ完治することはできません。
端的に言うと根本的な治療法は生活習慣の改善です。
すでに述べたように睡眠時無呼吸症候群の原因は人によって様々であるため真の原因を医師と一緒に突き止めたうえで、その原因に対してアプローチしていくことになります。
肥満であればバランスの取れた食事や適度な運動、暴飲暴食を避けるなどの改善をします。飲酒量が多いのであれば禁酒や寝る前の飲酒を控え、喫煙の習慣があれば禁煙が必要となります。
ストレスも要因の一つとなりますが、東京ではストレスマネジメントなどを行うための多くのプログラムが用意されており、様々な団体がライフスタイルの改善に関してサポートしてくれるのでおすすめです。
なお睡眠時無呼吸症候群の2つ目のタイプとして挙げた「中枢性睡眠時無呼吸タイプ(CSA)」に関しては根本的な治療法が見つかっていないものの、その他の病気や疾患が原因となっていることが多いため、睡眠時無呼吸症候群の対処療法と共に中枢性睡眠時無呼吸の原因と思われる病気の完治に向けた治療を行うこととなります。
「こちら」に一般の方の治療体験記が掲載されていたので、治療が不安という方はぜひご覧ください。
東京で睡眠時無呼吸症候群が疑われる状態となった時におすすめの対処方法とは|まとめ
今回は睡眠時無呼吸症候群について紹介してきましたが、治療方法としてはCPAPやマウスピースを利用した対処療法をしながら、根本的な原因を取り除くための生活改善が欠かせないことがわかっていただけたことでしょう。
直接命に関わるような病気ではないものの、放置しておくとその他様々な病気や突然死を引き起こすだけではなく、判断力・集中力の欠如による事故を起こしてしまう可能性もあるため、治療は必須と言えます。
東京では睡眠時無呼吸症候群に対する様々な治療オプションやサポート体制があるため、ぜひこれらを最大限に活用し、健康的な毎日を取り戻しましょう。
すでに東京の企業によっては従業員の健康をサポートするための施策強化や、フレックスタイム制度、リモートワークの導入によって健康な体づくりを推進していますが、全ての企業で導入されているわけではないので自己管理は重要となります。
ぜひ記事の記事をきっかけに睡眠時無呼吸症候群について正しく理解し、東京で送る多忙な生活の中でも違和感を感じたら早めに医療機関を受診しましょう。
また、家族などの自分の身の回りの人に睡眠時無呼吸症候群の可能性が見られた場合は、重要な証拠となるので迷わず本人に受診を進めましょう。
病院・クリニックに行く場合は、無理なく治療が続けられるよう、交通の便や最寄駅、生活圏に適した治療しやすいところを選んでください。
なお、当院「いたや内科クリニック」は睡眠時無呼吸症候群を一つの重要な科として扱っており、診断・検査治療を積極的に行っています。
また睡眠学会専門医により、睡眠時無呼吸症候群の治療であるCPAPの導入管理にも力を入れています。
そのため状態を詳しく診察をしたうえで簡易検査から最終的な検査であるポリソムノグラフィー、また必要に応じたCPAPと、睡眠時無呼吸症候群における一連の治療が可能となっています。
歯科との連携によるマウスピース等の口腔内装置の紹介も可能です。
中野区の医療機関であり、JR総武線・都営大江戸線の東中野駅から徒歩2分の場所にあります。
中野、東中野、大久保、新宿エリアの方はぜひ、いたや内科クリニックでの睡眠時無呼吸症候群の治療にお越しください。
診療時間は、平日の月〜金曜日が9:00〜12:00と14:00〜18:00、土曜日は9:00〜14:00、水曜、日曜、祝日休診となっています。
来院やお問い合わせを希望される場合は、こちらの公式ホームページをご参照ください。
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