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糖尿病になるとどうなる?専門医に診てもらった方が良いの?
2023.07.01
糖尿病はこの病気自体の辛さはもちろんのこと、糖尿病網膜症、糖尿病腎症、糖尿病神経障害といった三大合併症を含む様々な合併症を引き起こす可能性もあります。そのため他の病気同様に早期発見・早期治療が重要です。この記事では糖尿病がどんな病気であるか、その症状や原因、また治療について紹介していきます。
糖尿病になるとどうなる?専門医に診てもらった方が良いの?|糖尿病になると現れる症状について
糖尿病になるとどうなる?専門医に診てもらった方が良いの?|糖尿病になる原因について
糖尿病になるとどうなる?専門医に診てもらった方が良いの?|当院の診察時間・受付方法・治療について
糖尿病になるとどうなる?専門医に診てもらった方が良いの?|まとめ
糖尿病になるとどうなる?専門医に診てもらった方が良いの?|はじめに
糖尿病はそれ自体が直接命に関わる病気ではありません。しかし一度発症してしまうと完全に治癒することはできないため生涯に渡って病気とうまく付き合っていかなければなりません。
また糖尿病になると罹りやすい三大合併症と言われるいくつかの症状があり、加えて動脈硬化等を併発する可能性が出てきます。
そのため糖尿病にならないよう普段から予防することはもちろん、なってしまった場合も早期に発見して、医師と相談しながら適切な治療を続けていくことが重要となります。自然治癒することもないので医療機関での治療は必須です。
この記事では糖尿病の原因や症状、併発しやすい合併症について紹介したうえで、当院「いたや内科クリニック」で行う治療についても紹介していきます。
自分が糖尿病になりそうな生活を送っていると自覚していていて不安な方、もしかしたら糖尿病かもしれないという症状を感じている方、安心して治療を続けられる医療機関を探している方はご覧ください。
なお糖尿病と寿命の関係について「日本の糖尿病患者の寿命は延びている 寿命は30年で10年間延長」でまとめられていたので気になる方はあわせてご覧ください。
糖尿病になるとどうなる?専門医に診てもらった方が良いの?|糖尿病になると現れる症状について
糖尿病の初期症状としてあるのは、頻繁に喉が乾く、頻尿になるということです。
血糖値が高くなると血液がドロドロになり、脳はこれを脱水状態と認識します。そのため体が水分を求めてたくさん摂取することで尿の回数も多くなります。
また体がすぐに疲れたり、特にダイエットをしているわけでもないのに体重が減少するという症状も現れます。
インスリンが分泌されないことでブドウ糖をうまく体に取り込めない状態となり常にエネルギー不足となります。そのためだるさを感じたりイライラしたり、やる気が出なかったりという状態になります。
さらにブドウ糖が取り込めないと、体は代わりに筋肉・脂肪をエネルギーに転換しようとします。その結果として体重が減少するということです。
糖が不足しているにもかかわらず尿で排出されてしまうため、脳はその分のエネルギーを補わなければならないと判断して空腹感が続きます。
以上のように糖尿病は体内で悪循環が起こっている状況と捉えることができます。
なお目の細い血管がダメージを受けることで目のかすみ・まぶしさ、飛蚊症に似た症状が見られることもあります。
血糖値が高いと免疫細胞の機能も低下するため風邪やコロナのような感染症はもちろんのこと、水虫やカンジダ症、歯周病、尿路感染症といったその他様々な感染症にかかりやすい状態にもなります。
以上は初期症状として紹介したものの、糖尿病は基本的に症状が現れにくい病気です。そのためこれらの症状を自覚した時には思った以上に病状が進行している可能性もあります。
また、紹介したように目等に症状が現れる場合もあるため違う病気として診断されてしまい、せっかく早めに病院に行ったとしても発見が遅れたということにもなりかねません。
糖尿病と思われる症状が現れた際は極力糖尿病の専門医がいる医療機関を受診することをおすすめします。
基本的に糖尿病は早い段階で専門医に診てもらい、早期治療を始めることが重要です。そうとは言っても一度自分でチェックしておきたいという方は「糖尿病予備群かも? 「高血糖」に注意」」のようなページでセルフチェックしてみましょう。
糖尿病になるとどうなる?専門医に診てもらった方が良いの?|糖尿病になる原因について
糖尿病は大きく1型と2型と2種類あり、多少原因が異なります。
1型は通常インスリンを作り出してくれるはずのすい臓がインスリンを作れなくなるタイプであり、そもそも糖尿病にかかりやすい体質であることや、何らかの原因によってすい臓のβ細胞と呼ばれる細胞の機能が破壊されていることが原因とされています。
1型は年齢に関係なく発症するものの特に年齢が若いが多い、痩せ型の人に多い等の傾向にあり、急に糖尿病と思われる症状が現れます。
ただしこのタイプになる方は糖尿病患者のうち5%と稀であり、次に紹介する2型が多い状況です。
2型は運動不足や食事を摂る時間が不規則、間食が多い、野菜・果物等の摂取が少なく偏っている、喫煙者である、飲酒量が多い、太っている等、生活習慣が原因となることが多いです。
また高血圧症であったり、家族に糖尿病の人がいたりということが原因になる場合、生活習慣と遺伝が組み合わさって発症する場合もあります。
これらの要因によってインスリンが出づらくなる、あるいは作られたとしてもその作用が不十分となり、その結果として糖尿病の症状が現れます。
なお1型と異なり中高年に多く見られるタイプであり、気づかないうちに進行していることも多いです。
インスリンの作用がなくなると食べものから摂取するブドウ糖の処理がうまく行えなくなり、正常であれば体にとって重要な役割を持つブドウ糖が血液中に溜まって血糖値を上げる悪因となってしまいます。
またこれら2タイプとは別に「妊娠糖尿病」というものもあります。
妊娠中の検査によって血糖値が高いことが発覚した糖尿病の前段階の状態(糖代謝異常)を指します。血糖値の高い状態は妊娠後に元に戻ることが多いですが、その後糖尿病になりやすいという傾向にもあります。
妊娠中なので治療は赤ちゃんのことも考慮しながら行わなければなりません。赤ちゃんにとって糖は必要な栄養の一つなので行き渡らせるようにしつつ、母親は控えながら血糖を管理・治療することになります。
合併症について
糖尿病になると常に血糖値が高い状態が続きますが、それによって様々な合併症をもたらします。
これが糖尿病の怖いところであり、合併症は神経、目、腎臓と様々な部位に現れ、この3箇所に現れる「糖尿病神経障害」「糖尿病網膜症」「糖尿病腎症」のことを合わせて「3大合併症」と呼びます。
糖尿病神経障害は特に早い段階で症状が出るもので手足の痺れや痛み等の神経の異常を感じるようになります。左右対称に出ることが多く、自律神経の障害が進行して次第に感覚が鈍ってくると足潰瘍・足壊疽(えそ)に至る可能性があります。最悪の場合は壊死して切断が必要となる場合もあります。
糖尿病網膜症は網膜の細い血管が高血糖状態によって損傷し、視力が衰えた状態です。進行すると白内障や失明に繋がることがあります。症状が出づらいため眼底検査等の検査で早期に発見することが重要となります。
糖尿病腎症は腎臓の機能が低下していった状態です。腎臓には体の老廃物を尿として排泄して体内環境を正常に保つ役割がありますが、これが自身で行えなくなった場合は慢性腎不全となり人工透析療法が必要となります。
糖尿病腎症は初期の段階で血糖コントロールすることで進行を遅らせることが可能ですが、こちらも自覚症状が現れづらい合併症です。そのため定期的な腎機能の検査が重要です。
糖尿病による合併症は以上3つだけではなく、冒頭で述べた動脈硬化もその1つに含まれます。動脈硬化が進行すると長らく日本人の3大死因に含まれる脳卒中・脳梗塞や心筋梗塞を患う可能性が非常に高くなります。
動脈硬化も高血糖であることが原因で、高血糖が続くと血管を傷つけます。傷ついた血管に悪玉コレステロールが付着すると血液の通り道を塞いだり硬化したりという動脈硬化の症状を進行させてしまうという状況です。
高血圧や脂質異常症、肥満という状態が重なるとさらに命に関わる危険性が増すため、医師と十分に話し合ったうえで糖尿病の治療と同時に各方面の治療・管理をしていく必要があります。
また、暑い時期に注意が必要となる「ペットボトル症候群」という合併症について解説されたページがあったのでぜひ「夏に特に要注意!合併症「ペットボトル症候群」について」もあわせてご覧ください。
糖尿病になるとどうなる?専門医に診てもらった方が良いの?|当院の診察時間・受付方法・治療について
当院「いたや内科クリニック」は中野区の医療機関であり、JR総武線・都営大江戸線の東中野駅から徒歩2分の場所にあるため駅からのアクセスも便利です。
診療時間は、平日の月〜金曜日が9:00〜12:00と14:00〜18:00、土曜日は9:00〜14:00、水曜、日曜、祝日休診となっています。
基本的な診療科目は、内科、呼吸器内科、消化器内科、循環器内科、糖尿病内科、アレルギー内科、予防接種、生活習慣病、睡眠時無呼吸症候群、自費診療、往診応需で、循環器内科専門医、総合内科専門医が各種検診を担当しています。
また地域医療のゲートキーパーとして総合診療を目指し禁煙外来、予防接種、健康診断の他、いびきや睡眠時無呼吸といった睡眠医療、AGA、ニンニク注射、ED治療と言った自費診療にも対応可能です。
なお当院は糖尿病内科を設置し専門医が治療に当たっています。糖尿病数値フォローに重要な血糖値、HbA1cにおいては即日検査可能で、積極的な治療介入をしています。
これまで糖尿病を治療する医療機関の選定に迷っていた方、新しく中野駅周辺に引っ越ししてきたという方はぜひ来院をご検討ください。
中野区にお住まいで当院について詳しく知りたい方、お問い合わせ先を知りたい方はこちらの公式ホームページもあわせてご参照ください。糖尿病含めた様々な症状や病気について解説したブログも運用しています。
糖尿病になるとどうなる?専門医に診てもらった方が良いの?|まとめ
最後に今回の記事をまとめます。
- 糖尿病は高血糖の状態が持続する病気
- 高血糖によって三大合併症を含めた様々な合併症を引き起こす危険がある
- 動脈硬化を進行させてしまう恐れもある
- 早期発見と専門医による早期治療が重要
- 中野区にある当院では専門医による診察・治療が受けられる
やや古い情報ですが厚生労働省のページに糖尿病に関するデータなどがまとめられたページがあったので気になる方はあわせて「糖尿病」をご覧ください。
東中野駅近周辺で糖尿病の検査や治療ができるクリニックを知りたい方は、ぜひこちらの記事をご参照ください。
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