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自費診療とは何か?どのような診療が該当するかも紹介!
2023.05.05
医療機関での診療には保険診療・自費診療の2種類があります。この記事ではこれらの違いや、自費診療に該当する治療について紹介していきます。
自費診療とは何か?どのような診療が該当するかも紹介!|自費診療と保険診療について
自費診療とは何か?どのような診療が該当するかも紹介!|自費診療に分類される治療を紹介
自費診療とは何か?どのような診療が該当するかも紹介!|まとめ
自費診療とは何か?どのような診療が該当するかも紹介!|はじめに
みなさんは病院に行った時に医者と「保険が効く・効かない」という話したことがあるでしょうか。身近なところでは、歯医者で単純な虫歯の治療をであれば保険が効くものの、矯正の治療をする際やインプラント等をすることになった場合は保険が効かないことを説明されることでしょう。
このように同じ分野の病院であっても治療内容によって自費診療になるもの、保険診療になるものが存在します。
今回は自費診療と保険診療の違い、自費診療となる代表的な治療について紹介していきます。事前に保険の適用有無について知っておきたい、AGA治療、ニンニク注射、ED治療について知りたいという方はぜひご覧ください。
なお自費診療を受けることができる全国の医療機関について厚生労働省の「自費検査を提供する検査機関一覧」にまとめられていました。他のサイトでも紹介されていると思いますが、確実性の高い情報を知りたい場合はこちらをご覧ください。
自費診療とは何か?どのような診療が該当するかも紹介!|自費診療と保険診療について
日本で生きてくうえで保険への加入は欠かせないため、企業に就職している人はその企業の指定する何らかの社会保険に加入していることでしょう。
国家・地方公務員・私学教職員の場合は共済組合、船舶の船員は船員保険、75歳以上の人(65歳~74歳で一定の障害状態にある人)は後期高齢者医療制度、これらいずれの保険にも加入していない年金受給者や自営業者等は国民健康保険に加入しているはずです。
このことは「国民皆保険制度」によって定められています。保険に加入することで本来は高額となる医療費・治療費の負担が軽減されるという仕組みです。
なおあまり保険について考えたことがない、馴染みがないと勘違いしやすいのが生命保険、医療保険といった保険会社が提供する保険に加入している場合です。
たとえ保険会社が提供する民間の保険商品に個人で加入していたとしても、別途前述したいずれかの保険への加入が義務付けられている点には注意しましょう。
就職した際は企業側で保険加入の手続きを執り行ってくれるのであまり心配する必要はありませんが、特に失業した際は自分で国民健康保険への切り替え手続きが必要となります。
無保険状態であると病院に行けない不都合が生じる他、14日以内での届出が必要ということも定められていて期限を過ぎると不利益を被る可能性もあるので注意しましょう。
保険の適用が受けられる条件は、保険診療を許可されている保険医療機関でさらに保険診療を許可された保険医によって行われる治療と定められています。
許可された保険医療機関、保険医という部分は街で見かける一般的な病院であればまずみなさんが気にする必要はないですが、そもそも保険診療がどう定義されているのか気になることでしょう。
保険診療は非常に細かい制限の下で定められており、適用外のものを全てを挙げることは困難ですが、傾向としては直接健康に支障が出るわけではない部分の治療や最新技術・最先端の素材を使った治療、保険適用を認められていない薬剤の使用や医療技術が保険適用外として自費診療となることが多いです。
改めて歯科での例を挙げると、詰め物・被せ物をする際にプラスチックや金銀パラジウム合金の素材であれば保険適用内となるものの、ゴールドインレーやジルコニアを選択すると保険適用外となります。
また美容整形、健康上の理由以外の漢方治療、遺伝子療法、高精度放射線治療SBRT(体幹部定位放射線治療)、自家がんワクチン療法等も保険適用外です。自費診療になると全額自己負担となります。
保険診療・自費診療のメリット・デメリット
保険診療の1番のメリットは自己負担が軽減されるという点です。保険証の切り替え期間であったり保険証を持ち忘れて一時的に自費診療を経験したことがある人は、その際の治療費を見て驚愕した経験がないでしょうか。適用時と未適用時では金額に相当な違いがあります。
どこの医療機関に行っても同等の保険適用によるメリットを享受できるという点も一つのメリットです。
デメリットとしては自由診療に比べて、治療や薬剤の選択肢が狭まるということが言えます。
また診療明細をもらった際に目にする保険の点数ですが、この定義は頻繁に更新されるため全く同じ治療内容であっても来院する時期によって異なることがあります。
対する自費診療のメリットとしては治療や薬剤の選択肢が広く、患者側が金額さえ許せば自由に選択可能という点が挙げられます。
医者側から見ても患者の要望には応えやすくなるでしょう。自費診療であれば最新技術を使った治療や、保険内では制限されていて受けられなかった治療も受けられるようになります。
デメリットとしては治療費が高額になることが多い、医療機関によって金額が異なるという点があります。自費診療が全て高額ということはないですが、全額自己負担となるので総じて高額になる場合がほとんです。
メリット・デメリットについては「保険診療と自費診療の違いやメリット・デメリットについて」でも解説されていたのであわせてご覧ください。
自費診療とは何か?どのような診療が該当するかも紹介!|自費診療に分類される治療を紹介
それでは自費診療となる代表的な治療を3つ紹介します。
AGA治療(男性ホルモン型脱毛症)
30~50代の中年男性で顕著な傾向がある男性ホルモンや遺伝が原因となる脱毛症です。免疫機能の異常、アトピーが原因となる円形脱毛症や常日頃髪の毛が引っ張られることが原因で起こる牽引性脱毛症とは異なります。
男性ホルモンの働きによって作られた「DHT(ジヒドロテストステロン)」が作用すると髪の毛の抜けて生えるというサイクルに異常を生じさせ、毛髪の寿命を縮めることとなります。
AGAの治療方法としては、フィナステリドの服用、人工植毛・自毛植毛、メソセラピー等があります。
フィナステリドは治療薬で、抜ける、生えるという本来のサイクルを取り戻す目的で服用することとなります。
植毛は人工の毛あるいは自身の皮膚組織を植えて髪そのものを増やす目的で行われます。
メソセラピーはAGAを改善する成分を直接頭皮に注入する治療法で、副作用が少ない上に直接注入するので即効性があると言われています。
なお費用は治療薬の服用であれば数千円程度〜、メソセラピーであれば数万円程度〜、植毛であれば数十万円程度〜と治療によって桁単位での差があります。
ニンニク注射
芸能人や周囲の多忙な人がどうしても休めない時期に、ニンニク注射を打ちながら仕事をしたという話を聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。
ニンニク注射は疲労回復に効果のある注射治療であり、ニンニクの成分の一つ「アリナミン(ビタミンB1)」を直接注入することで疲れの原因となる乳酸を分解しエネルギーに変えます。
ビタミンBはアルコールを分解する効果もあるため、二日酔いを改善したいという場合にも適していると言えます。
他にも血行の改善、新陳代謝の改善、肩こり・腰痛、美容・美肌・ダイエットを目的にニンニク注射を行うこともあります。また筋肉注射や皮下注射と違い静脈注射となるため注射時の痛みは少なめです。
このように万能のように思えるニンニク注射ですが、ここで紹介している通り自費診療であること、また体外に排出されやすいため効果は3日前後と短いということは覚えておきましょう。
費用としては1回あたり2,000〜4,000円程度が相場となるので自費診療の中では比較的安い治療です。
ED(勃起不全・勃起障害)治療
原因はおもに2つあり、一つは血管・神経といった身体機能の障害による器質性のもの、もう一つは精神的なストレスが原因で起こる心因性のものです。また60歳以上に多く見られるこれら2つの混合性のものもあります。
デリケートな問題であり来院をためらう人もいるかもしれませんが、基本的にED治療はバイアグラ、レビトラ、シアリスといったジェネリック医薬品の服用によって行われるので通院して毎回恥ずかしい思いをするといった心配はしなくて良いと言えます。
かつては治療薬を取り扱える機関が限られていたものの、現在は街の医院であっても対応可能となっているので治療のハードルは低くなっています。
ただし治療薬の服用はあくまで問診によってその治療法が効果的と判断された場合に利用されるものです。網膜色素変性症、重度の肝障害、低血圧症、硝酸剤内服中といった場合はこれら治療薬の服用によって症状の悪化を招いてしまったり、命に危機を及ぼす可能性があるので適用できません。
また血管障害が高血圧や喫煙、糖尿病、脂質異常に起因している場合は根本的な治療としてまずはそちらの治療を勧められることもあるでしょう。
なおED治療の相場は診察料が3,000円程、検査料が5,000円程、薬代が1錠1,500~2,500円程となっています。薬の種類による金額の違いはさほどありませんが、自費診療なので診療費等が医療機関によって異なることは頭に入れておきましょう。
当院の診察時間・受付方法について
JR総武線・都営大江戸線の東中野駅から徒歩2分の場所にある当院「いたや内科クリニック」では、上記で紹介したAGA治療、ニンニク注射、ED治療といった自費診療の治療も受けられます。
診療時間は、平日の月〜金曜日が9:00〜12:00と14:00〜18:00、土曜日は9:00〜14:00、水曜、日曜、祝日休診となっています。
基本的な診療科目は、内科、呼吸器内科、消化器内科、循環器内科、糖尿病内科、アレルギー内科、予防接種、生活習慣病、睡眠時無呼吸症候群、自費診療、往診応需です。
当院について詳しく知りたい方、お問い合わせ先を知りたい方はこちらの公式ホームページもあわせてご参照ください。
自費診療とは何か?どのような診療が該当するかも紹介!|まとめ
最後に今回の記事をまとめます。
・自費診療のメリットは「治療・薬剤の選択肢が広がる」「希望した結果が得られやすい」「最新技術を使った治療が受けられる」
・自己診療のデメリットは「費用が高額になる」「治療費の幅が広い」
・AGA治療、ニンニク注射、ED治療の治療は自費診療となる。
なお今回は自費診療の対象として代表的なAGA治療、ニンニク注射、ED治療を取り上げましたが、その他の治療についても知りたいという方はドクターズ・ファイルのサイト内にある「自由診療一覧(一部)」等をご参照ください。
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