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花粉症でだるいと感じる原因とは?だるさを解消する5つの方法をご紹介

2023.03.30

花粉症とは、スギやヒノキなどの植物の花粉が原因で生じるアレルギー症状です。 日本人のおよそ4人に1人が花粉症だと言われていて、2〜5月ごろは飛散量がピークになります。 そんな花粉症によって「だるいな」と感じることがあると思います。 この記事では、花粉症でだるいと感じる原因とだるさを解消する5つの方法について詳しく解説します。花粉症のだるさに悩まされている方は、ぜひ最後までご覧ください。

花粉症でだるいと感じる原因とは?

 

花粉症になると、鼻水・くしゃみ・鼻づまりなどの症状が現れます。

その症状によりだるさを感じるケースが多いのですが、他にも原因はあります。

花粉症のだるさを解消するには、その原因を追求することが大切です。

花粉症でだるいと感じる原因をいくつかご紹介するので、下記から参考にしてみてください。

 

全身性の症状が現れている

花粉症の代表的な症状は鼻水やくしゃみですが、人によっては全身性の症状が現れます。

花粉症による全身性の症状は下記の通りです。

・集中力の低下

・全身の倦怠感

・熱っぽさ

・頭痛 など

これらの全身性の症状から、だるいと感じるケースは多いです。

特に、全身の倦怠感が症状として現れている場合は、だるいと感じやすくなります。

全身性の症状は花粉症の悪化につれて現れるため、1日でも早く治療に向けて行動すべきです。

 

睡眠不足による疲労

花粉症でだるいと感じる原因の1つとして、睡眠不足による疲労が挙げられます。

代表的な症状である「鼻づまり」の状態では、十分な睡眠をとることができません。

鼻づまりで呼吸が苦しくなったり、不快で質の良い睡眠をとることができず、疲労が溜まります。

また、睡眠中は成長ホルモンなどを分泌して全身をメンテナンスする働きが行われています。

こうした働きが睡眠不足によってうまく機能しなくなると、心身に疲労が溜まり、だるいと感じることにつながります。

 

自律神経の乱れ

自律神経の乱れは、花粉症によるだるさを感じる原因の1つです。

花粉症は、体内に侵入した花粉に対する免疫反応が原因で発症します。

この免疫反応によって、体内のヒスタミンやサイトカインといった物質が放出されます。

これらの物質は自律神経に影響を与えるため、交感神経と副交感神経のバランスが乱れて、眠気やだるさを感じることになります。

また、自律神経の乱れは寒暖差による身体への負担や、睡眠不足が原因になることも多いです。

 

くしゃみ・鼻づまりによる疲労

過度なくしゃみによって体力を消耗し、だるいと感じることがあります。

くしゃみは花粉症の直接的な原因である抗原から体を守るためのアレルギー反応です。

体を守るための反応であっても、過度なくしゃみは体力の消耗につながります。

また、慢性的な鼻づまりで体力を消耗することもあり、体がだるいと感じる原因です。

くしゃみ・鼻づまりによる疲労でだるいと感じやすいのは、症状が重症化している人になります。

 

薬の副作用

花粉症でだるいと感じる最後の原因が、薬の副作用です。

症状を和らげるために薬を服用している方は多いですが、副作用として「眠気・だるさ」が現れることがあります。

花粉症の薬で販売されている「抗ヒスタミン薬」は、アレルギー反応の原因となるヒスタミンの作用を抑える働きがありますが、副作用として眠気の症状が現れることが多いです。

眠気の副作用が現れることは、だるいと感じる直接的な原因として考えられます。

現在は、副作用の少ない抗ヒスタミン薬が販売されていますが、眠気・だるさを感じることはあります。

 

花粉症による倦怠感について以下ページでまとめられていたので、あわせてご覧ください。

花粉症が倦怠感を引き起こす? 花粉症のおもな症状や対策のポイントについて解説

 

花粉症のだるさを解消する5つの方法

 

花粉症は花粉によるアレルギー反応になり、工夫次第で症状を和らげることが可能です。

症状を和らげることができれば、花粉症によるだるさを解消できます。

花粉症のだるさを解消する5つの方法をご紹介します。

 

体内への花粉侵入を防ぐ

花粉症のだるさを解消するには、まず体内への花粉の侵入を防ぐことが大切です。

上記でお伝えした通り、花粉症は花粉が原因で生じるアレルギー反応になるため、体内への侵入を防ぐことはだるさの解消につながります。

体内への花粉の侵入を防ぐことのできる効果的な方法は下記の通りです。

・正しくマスクをつける

・メガネをかける

・帰宅後に手洗い(洗顔)をする

・窓を開けない

これらを意識するだけで、花粉症のだるさが解消される可能性は高まります。

花粉が飛ぶ時期はテレビやWebサイトの天気予報で「飛散量」が発表されているので、それらの情報を確認することも体内への侵入を防ぐ1つの方法です。

 

30分程度の仮眠をとる

花粉症でだるいと感じる原因として「睡眠不足」が挙げられるため、30分程度の仮眠はだるさの解消につながります。効果的な仮眠をとるには暗い状態にし、仮眠する前はスマートフォンを見ないようにすることが大切です。

太陽光やライトなどで周囲が明るいと、眠りのホルモンであるメラトニンの分泌が減り、仮眠の質が低下します。同様に、スマートフォンの画面から発生するブルーライトもメラトニンの生成を抑制する働きがあるため、注意が必要です。

また、在宅勤務や休日で家にいる場合は、ベッドで仮眠しないようにしてください。

 

眠気の副作用の少ない薬を選ぶ

花粉症の薬を服用している場合は、眠気の副作用が少ない薬に変更してください。

アレルギー反応を抑える働きがありますが、薬によっては眠気の副作用が強いものがあります。

高効果で持続性に優れた「第2世代抗ヒスタミン薬」は、副作用が少ないと言われています。

市販の薬を服用している場合は、一度医療機関で診察を受けることをおすすめします。

医師に「薬の服用から眠気・だるさを感じる」ということを伝えると、副作用が少なく症状に合った薬を処方してくれます。

 

バランスの良い食事を摂る

花粉症のだるさを解消するには、バランスの良い食事を摂ることが大切です。

バランスの良い食事は、くしゃみや鼻づまりなどの症状を和らげることができ、だるさの解消につながります。具体的には、野菜や果物を豊富に含む食事を摂ることがおすすめです。

これらの食品にはビタミンやミネラル、食物繊維などが豊富に含まれていて、免疫力を高める効果があります。特に、ビタミンCやβ-カロテンなどは、アレルギー反応を抑制する作用があるため、積極的に摂取することがだるさの解消につながります。

 

アレルゲン免疫療法を受ける

花粉症のだるさを解消する方法として、花粉によるアレルギー反応自体を治すことが挙げられます。「アレルゲン免疫療法」という治療を受けると、花粉症を根治できます。

アレルゲン免疫療法は、アレルゲンを少しずつ体内に取り入れて免疫を獲得する方法となるため、治療が完了するまでに数年かかりますが、最も効果的な治療方法です。

アレルゲン免疫療法は体内にアレルゲンを注入する治療方法になるので、専門の講習を受け、副作用への対処が可能な医師のみが可能となっています。

 

花粉症の症状が朝に強く起こる「モーニング」アタックを対策する方法について以下でまとめられていたのであわせてご覧ください。

花粉症のモーニングアタック

 

花粉症でだるいときに注意すべきこと

 

花粉症の時期にだるいと感じる原因の多くが、花粉症によるものです。

しかし、花粉症ではない病気によってだるさを感じていることもあります。

感染症や貧血、糖尿病、悪性腫瘍(がん)などによって、倦怠感やだるさを感じることがあり、勝手に花粉症と判断することは危険です。命に関わる大きな病気が進行しているケースも考えられるので、まずは医療機関を受診するようにしてください。

また、花粉症でだるいときは車の運転を控えることをおすすめします。

花粉症による睡眠不足や疲労、くしゃみなどから大きな事故を起こしてしまうことがあります。

花粉症のくしゃみなどの症状で追突事故を起こした事例もあるので、注意が必要です。

 

花粉症の診療は中野区にある「いたや内科クリニック」へ

花粉症の検査・治療は、東京都中野区にある「いたや内科クリニック」へお越しください。

当院は総合内科となり、呼吸器内科・循環器内科・アレルギー内科などを設置しています。

花粉症を含めたアレルギーの検査に対応可能で、「採血検査(特異的IgE抗体検査)」を行なっています。花粉症を根治する治療方法「アレルゲン免疫療法」にも対応可能です。

また、当院は総合内科になるので、花粉症以外の原因でだるさを感じている場合であっても検査・治療できます。当院は地域治療を行なっていますが、入院や専門的な検査が必要な場合は、中野区にある最適な医療機関をご紹介しています。

 

診療時間と受付方法について

いたや内科クリニックの診療時間は下記の通りです。

月~金曜日:9:00~12:00/14:00~18:00

土曜日:9:00~14:00

休診日:水曜・日曜・祝日

当院は、JR総武線の東中野駅、都営大江戸線の東中野駅から徒歩2分でアクセス可能です。

現在は発熱外来を設置していて、生活習慣病の患者様と風邪症状の患者様の診療時間を分けています。発熱外来の診療時間は、こちら(URL:https://higashinakano-itaya-clinic.com/first)のページをご覧ください。

 

まとめ

この記事では、花粉症でだるいと感じる原因と解消する方法について詳しくお伝えしました。

花粉症によるだるさの原因は、全身性の症状や睡眠不足による疲労、自律神経の乱れなどが挙げられます。

花粉症のだるさを解消するには、体内への侵入を防ぎ、バランスの良い食事を心がけることが大切です。また、花粉症の根治療法を受け、だるさを解消する方法もおすすめです。

当院は、アレルギー内科を設置していて、花粉症の検査・治療に対応しています。

中野区にお住まいの方で花粉症でだるいと感じている方は、お気軽にお問い合わせください。

 

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