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花粉症は何科を受診する?病院に行く基準と治療方法をご紹介
2023.03.03
花粉症は春先・秋に悩まされる方の多いアレルギー性疾患です。鼻づまりや目のかゆみなど私生活に影響を及ぼすことがあり、診療を検討されている方も多いと思います。その中で「花粉症って何科を受診するんだろう。」と悩まれることがあるのではないでしょうか。 この記事では、花粉症に最適な診療科と病院に行く基準について詳しく解説します。 花粉症の治療方法も併せてご紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。
花粉症とは?
花粉症とは、特定の植物の花粉によって引き起こされるアレルギー性疾患です。
花粉が体内に入ると免疫系が異物として認識し、過剰な反応を起こします。
花粉症の症状には、鼻づまり・くしゃみ・鼻水・目のかゆみ・充血などがあり、人によっては私生活に影響を及ぼすことも考えられます。また、花粉症がひどい方は、咳・全身の倦怠感・頭痛・熱感・食欲不振などの症状が現れることも多いです。
大人でも子供でも発症し、花粉の飛散量の多い時期は、外出時のマスク着用や室内への花粉の侵入を防ぐ工夫をする必要があります。
花粉症を引き起こす花粉の種類
花粉症を引き起こす花粉の種類はさまざまあります。
花粉症を対策するには、その種類と飛散量が増える時期を把握しておくことも大切です。
花粉症を引き起こす花粉の種類と飛散量が増える時期は下記の通りです。
スギ花粉:冬~春
ヒノキ花粉:冬~春
ブタクサ花粉:夏~秋
ヨモギ花粉:夏~秋
ススキ花粉:夏~秋
カモガヤ花粉:春~夏 など
この他にも「イチョウ花粉・ネズ花粉」などがあり、人によって反応の有無が異なります。
花粉症について総合的にまとめられた記事があったので以下にリンクを貼っておきます。
花粉症で病院に行く基準
花粉症を悪化させないためには、病院で診察を受けて治療することが大切です。
一般的に、軽度の症状や一時的な症状であれば、市販の抗ヒスタミン剤や鼻スプレーなどの薬を利用して自己治療を行うことができます。
しかし、下記の症状に該当する場合は病院に行くべきです。
・症状が長期間続いている
・市販の薬の効果があまりない
・重度の症状が出ている(例:呼吸困難、喘鳴、発熱など)
・花粉症以外のアレルギー疾患を併発している
・薬の使用に不安がある(例:妊娠中・授乳期など)
病院では花粉症の検査から、その症状に合わせた治療を受けることができます。
また、医師からのアドバイスを受けて、自己管理方法や予防策などを確認することも可能です。
病院に行くべき症状に該当していない場合でも症状が気になる方は、なるべく早く病院で診察を受けることをおすすめします。
天気予報で飛散量の確認も大切
花粉症で病院に行こうか悩んでいる方は、花粉の飛散量の確認が大切です。
花粉の飛散量が少ない時期に鼻水や目のかゆみなどの症状が出ている場合は、花粉症以外のアレルギー性疾患が考えられます。もし、花粉の飛散量が増えたタイミングで症状が現れている場合は、花粉症の可能性が高く、病院に行くべきなのか判断しやすいです。
花粉の飛散量はテレビの天気予報や、日本気象協会のWebサイトから確認できます。
以下では小さい子供の花粉症についてまとめられていたので、子供がいる方はぜひご覧ください。
花粉症は何科を受診する?
花粉症で病院に行くときは、何科を受診すべきなのか、ということに悩まれる方が多いです。
花粉症は、内科や耳鼻科、眼科などで治療を受けることができます。
それぞれの診療科について詳しくご紹介します。
内科
内科は、基本的に15歳以上の人が対象の診療科で、外科的な治療が必要ない病気のほとんどを診療しています。アレルギー疾患である花粉症は、内科で治療を受けることができます。
どの症状でも対応してくれるため、花粉症に悩まされている方は、まず内科を受診すべきです。
また、内科の中でも「アレルギー内科」を設置している場合は、より専門的な治療を受けることができます。アレルギー内科を設置している病院の多くは、アレルギー専門医が診療を行っているため、症状が長引いている場合や重度の症状が出ている場合におすすめの診療科です。
耳鼻科
耳鼻科は花粉症の中でも、鼻や耳に関する症状を専門的に診療しています。くしゃみや鼻水、鼻づまりなどの症状に悩まされている方は、耳鼻科を受診することがおすすめです。
また、花粉症であることが明確になれば、目のかゆみなどについても相談できます。
耳鼻科によって対応している治療方法は異なるので「どのような治療を受けられるのか」ということを確認してから、受診することをおすすめします。
眼科
眼科では、花粉症による目の症状の診療を受けることができます。花粉症による目の症状としては、目のかゆみや充血、涙目、目のかすみ、まぶたの腫れなどがあります。
これらの症状がある場合は、眼科を受診することをおすすめします。
基本的に眼科では、目のかゆみや充血を抑える「点眼薬」が処方され、症状によっては「洗眼液」が処方されることもあります。
眼科では目の症状の改善や症状の悪化を防止することを目的としているため、その他の症状は「内科・耳鼻科」を受診してください。
小児科
花粉症は子供でも発症することがあり、症状によっては小児科の受診が適しています。
子供の場合は薬の選び方や、薬の量などで大人と異なる場合が多いです。
小児科は、子供に合わせた治療法やアドバイスが提供されるため、子供にとって負担が少なく、効果的な治療が受けられます。内科や眼科でも子供に適した薬を処方してくれますが、かかりつけの小児科がある場合は、まずはその病院に相談してみることをおすすめします。
病院で受けられる花粉症の治療方法
花粉症で内科や耳鼻科を受診すると、症状を和らげる治療が行われます。
花粉症の治療方法は大きく3つ挙げられます。
・薬物療法
・アレルゲン免疫療法
・手術療法
それぞれの治療方法について詳しくご紹介するので、下記から参考にしてみてください。
薬物治療
最も一般的な花粉症の治療方法が、薬物療法です。
その名の通り、薬で花粉症の症状を和らげる治療方法になります。
花粉症の薬物治療では、内服薬・点鼻薬・点眼薬が処方されることが多いです。
その中でも「抗ヒスタミン薬」が薬物療法のメインとなり、花粉症の代表的な症状である「くしゃみ・鼻水・目のかゆみ」などを和らげることができます。
他にも、鼻詰まりに効果的な「抗ロイコトリエン薬」や、鼻水に効果的な「鼻噴霧用ステロイド薬」が処方されます。
病院を受診すると、症状に合った適切な薬が処方されるため、効果を実感しやすいです。
アレルゲン免疫療法
花粉症の治療方法の中で最も効果的と言われているのが、「アレルゲン免疫療法」です。
アレルゲン免疫療法は、特定のアレルゲンに対する免疫力を高めることによって症状を改善する方法です。
そんなアレルゲン免疫療法は「皮下免疫療法」と「舌下免疫療法」の2つに分けられます。
皮下免疫療法とは、アレルゲンを皮下に注射することで花粉症の症状を改善する治療法で、数カ月から数年にわたり、定期的に注射を行います。
舌下免疫療法とは、アレルゲンを舌下に投与することで、花粉症の症状を改善する治療法です。
アレルゲンエキスを舌下に滴下して、一定時間放置することで吸収され、免疫力を高めることができます。皮下免疫療法よりも簡単な治療法であり、自宅で行えるため患者にとって負担が少ないとされています。
手術療法
花粉症を治療する最後の方法が、手術療法です。
花粉症の手術療法には「鼻中隔延長術」や「鼻道拡張術」などがあります。
これらの手術は、鼻腔内の狭窄や歪みを改善し、花粉症の症状を緩和することが目的です。
鼻中隔延長術は、鼻中隔を切除または切開し、鼻腔内の通り道を広げる手術です。
鼻道拡張術は、鼻腔内に拡張器具を挿入して、鼻腔の拡張を図る手術になり、どちらも手術時間は1時間程度になります。
ただし、手術治療は保険適応外となり、手術後の痛みや出血などのリスクがあることから、薬物療法や免疫療法などで効果を得られない場合に検討される治療方法です。
花粉症の受診は「いたや内科クリニック」へ
花粉症に悩まされている方は、東京都中野区にある「いたや内科クリニック」へお越しください。
当院の診療科目は、内科・呼吸器内科・アレルギー内科・循環器内科などです。
もちろん、花粉症の診療に対応していて、患者様への負担が少ない「舌下免疫療法」を行えます。また、当院は近隣の総合病院と連携して地域治療を行なっています。
入院や専門的な検査が必要な場合には、適切な医療機関の紹介が可能です。
少しでも症状に悩まされてる方は、ぜひ当院へお越しください。
診療時間と受付方法について
いたや内科クリニックの診療時間は下記の通りです。
月~金曜日:9:00~12:00/14:00~18:00
土曜日:9:00~14:00
休診日:水曜・日曜・祝日
現在、発熱外来を設置していて、生活習慣病の患者様と風邪症状の患者様の診療時間を分けています。発熱外来の診療時間は、こちらのページをご覧ください。
まとめ
この記事では、花粉症は何科を受診すべきなのか、ということについて詳しくお伝えしました。
花粉症は「内科・耳鼻科・眼科・小児科」が対象の診療科となり、より専門的な検査・治療を受けたい場合は「アレルギー科」の受診がおすすめです。
病院を受診することで、効果的な治療を受けることができ、症状を和らげることができます。
当院では、アレルギー科を設置していて、患者様の負担が少ない花粉症治療「舌下免疫療法」に対応可能です。花粉症に悩まされている方は、お気軽にお問い合わせください。
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