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東中野のクリニックでのノロウイルス対策と感染予防のポイント

2025.02.08

食中毒は年間を通して注意しなければならない健康被害ですが、その中でもノロウイルスは特に冬を中心に注意が必要です。この記事では、ノロウイルスで食中毒を引き起こす原因や症状、予防・対策について解説します。

東中野のクリニックでのノロウイルス対策と感染予防のポイント|はじめに
東中野のクリニックでのノロウイルス対策と感染予防のポイント|ノロウイルスの感染源は?
東中野のクリニックでのノロウイルス対策と感染予防のポイント|ノロウイルスによる症状は?
東中野のクリニックでのノロウイルス対策と感染予防のポイント|ノロウイルスの予防・対策
東中野のクリニックでのノロウイルス対策と感染予防のポイント|その他ウイルス性の食中毒
東中野のクリニックでのノロウイルス対策と感染予防のポイント|東中野で食中毒の診療ができるクリニック
東中野のクリニックでのノロウイルス対策と感染予防のポイント|まとめ

 

東中野のクリニックでのノロウイルス対策と感染予防のポイント|はじめに

食中毒にはさまざまな原因があり、細菌性・ウイルス性・寄生虫・化学性・自然毒に分類することができます。

その中のウイルス性に分類されるもののほとんどの原因を占めるのが、ノロウイルスです。

ノロウイルスによる食中毒が原因となって死亡する例は現時点でないものの、嘔吐物の誤嚥や、その他疾患がある方が感染した場合に死亡した例はいくつかあります。

この記事では、ノロウイルスの感染源や症状、予防・対策について解説したうえで、東中野でノロウイルスを含めた食中毒の診療ができるクリニックを紹介します。

ノロウイルスについて詳しく知りたい方、食中毒の症状が出た時に、東中野で受診できるクリニックを事前に知っておきたい方はぜひご覧ください。

食中毒全般については、東中野にある当院のこちらのブログで解説しています。

東中野のクリニックでのノロウイルス対策と感染予防のポイント|ノロウイルスの感染源は?

ウイルス性食中毒とは、ウイルスに汚染された食べ物の摂取や、感染者との接触や飛沫、排泄物によって感染して発症する急性胃腸炎障害のことを指します。

ノロウイルスは、そんなウイルス性食中毒のほとんどの原因を占めるウイルスで、年間を通して感染のリスクがありますが、特に冬に多い傾向にあります。

これまでノロウイルスが大流行した年としては2006年や2012年が挙げられ、この時のウイルスの型はいずれもGII/4で、高齢者の死亡も報じられることがありました。

原因となる食品は、ノロウイルスに汚染された牡蠣などの二枚貝の生食とされていますが、感染者による調理や感染者の嘔吐物・糞便の処理が感染経路となる例も非常に多い状況です。

ノロウイルス感染の可能性のあるパターンとしては、接触感染、飛沫感染、空気感染があります。

接触感染は、ウイルスが付着した感染者の手などの部位や、ドアノブなどの触れた箇所に触れることで発生します。

飛沫感染は、ノロウイルス感染者の咳やくしゃみ・会話によって発っせられる飛沫を吸い込むことで発生します。飛沫は1〜2mの距離は飛ぶと言われています。

空気感染は、嘔吐物・糞便の処理が適切でなかったことで残っており、その小粒子が空気中に舞い上がって他の人が吸入することで起こります。

食中毒のウイルスや細菌は、しばらく便によって排出されるためです。

ノロウイルスによる食中毒の集団感染における過去事例がこちらの資料でまとめられていました。

東中野のクリニックでのノロウイルス対策と感染予防のポイント|ノロウイルスによる症状は?

ノロウイルスによって食中毒になると、潜伏期間1〜2日で主に吐き気や嘔吐、下痢といった症状が現れます。

他にも腹痛や発熱(38℃以下)、悪寒、倦怠感といった症状が出る場合もあります。

これらの症状は1〜2日で回復に向かうことが多く、後遺症が出ることもありませんが、乳幼児や高齢者、持病を持っている方においては症状が重く出る可能性があります。

嘔吐物を吸い込むことによる誤嚥性肺炎や窒息にも注意が必要です。

また、下痢によって脱水症状を起こすリスクもあるので意識して水分補給しなければなりません。

飲み物を一気に飲むと、特に乳幼児において吐き戻しの原因になるため、少しずつ補給するのが望ましいでしょう。

軽度の脱水症状としては、皮膚の乾燥やめまい・ふらつき、手足末端の冷えが挙げられます。

悪化した場合は、尿の回数減少、頭痛、吐き気、意識朦朧、体の痙攣が現れます。

乳幼児などの自分で意思表示が難しい場合は、周りが注意深く見守ることが重要です。

なお、ノロウイルスに直接作用する治療薬はないため、治療は対処療法ですすめることとなります。

そうとは言っても薬が処方されることは少なく、ウイルスが排出されて自然回復を待つことがほとんどです。

ウイルスは下痢や便を通して排出され、それによって体も回復に向かうため、基本的に下痢止めは使用がすすめられませんが、下痢の頻度が多い、辛いという場合はクリニックで医師に相談しましょう。

嘔吐が続いている時は食事が困難ですが、水分補給は少しずつしましょう。

嘔吐や吐き気の症状が落ち着いてきたら、胃腸の調子が悪い時のように、消化の良いものから少しずつ食べ始めましょう

腸は受けたダメージを回復するまでに1週間〜10日程度かかるとされているためです。

はじめのうちは具の少ないスープ類、症状に回復が見られて食欲も湧いてきたら、おかゆやうどん、煮物などを食べつつ様子を見ると良いです。

脂っこいものや乳製品、消化の悪い食物繊維の多い食べ物は避けましょう。

回復後も糞便には1週間〜1ヶ月程度ノロウイルスが含まれているので、本人も周りも二次感染には十分に注意が必要です。

ノロウイルスに関しては、逆に「不顕性感染」といって、全く症状が現れない人もいます。

本人に症状が体調不良に陥らないのは良いものの、知らず知らずのうちに、接触や会話、調理などを通して周囲に感染されてしまう可能性が出てきます。

症状が出ていないのにクリニックを受診することも滅多にないと思われるため、ノロウイルスが流行している時期は、たとえ症状が出ていなくても予防対策を心がけましょう。

ノロウイルス感染者の周囲の人が気を付けることについては、次の項目で解説します。

こちらのページでは、家庭でできる消毒液の作り方について紹介されていました。

東中野のクリニックでのノロウイルス対策と感染予防のポイント|ノロウイルスの予防・対策

ノロウイルスの原因は、牡蠣などの二枚貝の生食なので、生食しないことが一つの予防法となります。

ノロウイルスを持っている二枚貝であっても、加熱して食べることが一般的である貝による発生事例は少ないです。

牡蠣を食べる際は、中心部の温度が85℃以上になるようにして90秒以上加熱しましょう。

調理器具も、通常の洗浄意外に、85℃以上の熱湯で1分以上加熱、もしくは塩素消毒液に浸して消毒すると効果的とされています。

しかし原因がそれだけれであれば、ノロウイルスの感染は防ぐのは容易と言えます。

特に気をつけなければならないのは、人から人への二次感染です。

前述した通り、ノロウイルスの感染経路は、接触感染、飛沫感染、空気感染の3つがあります。

これらの経路で感染しないためには、基本的なことですが、手洗いは忘れずおこないましょう。石鹸を使って30秒以上のもみ洗いの後、しっかりすすいでください。

アルコール性手指消毒薬は、ウイルスの構造が特異なノロウイルスにおいて効き目がないと言われています。

感染者と接触した後も手洗いをしてください。

また、ノロウイルス感染の恐れがある症状が出ている場合は、調理を避けましょう。

消毒する場合に有効なのは、塩素系の消毒剤です。

二酸化塩素が有効ですが高額であるため、一般的には次亜塩素酸ナトリウムで代用されます。

布団や絨毯が感染者の嘔吐物などによって汚染された場合は、0.05~0.1%の次亜塩素酸ナトリウムで消毒します。

ただし手には使用することができないため、石鹸での洗浄が基本となります。

予防対策として周囲の人が慎重にならなければならないのは、感染者の糞便や嘔吐物の処理方法です。

この時の感染リスクは非常に高いと言えます。

処理時は、必ず使い捨てのマスクやゴム手袋を使用し、ペーパータオルなどで拭き取ります。

なお、乾燥した糞便や嘔吐物は空気感染の原因となるため、乾かないうちに処理することが重要です。

糞便や嘔吐物があった場所は、次亜塩素酸ナトリウムで消毒します。

処理が完了したら、使ったものは全てビニール袋に密閉し、速やかに破棄してください。

ビニール袋を何重にもしたり、ビニール袋内に1000ppmの塩素消毒液を入れたりするとより効果的です。

終わったら入念に手洗い、屋内への拡散を防ぐため換気もおこないましょう。

なお、最近はノロウイルスなどに対応した「嘔吐物処理キット」も販売されているため、事前に購入しておいても良いかもしれません。

ノロウイルスによる食中毒の予防4原則が政府広報のこちらのページで紹介されていたので、あわせてご覧ください。

東中野のクリニックでのノロウイルス対策と感染予防のポイント|その他ウイルス性の食中毒

ノロウイルス以外のウイルス性の食中毒を紹介します。

A型肝炎ウイルス

国内での感染源ははっきりしていないものの、加熱処理が不十分な魚介類や井戸水、二枚貝などが関係している可能性が示唆されています。

海外では、レタスや冷凍ラズベリーなどを感染源とする集団感染とみられる事例が発生しています。

潜伏時間は2~7週間とかなり長く、38℃以上の発熱、倦怠感、食欲不振、おう吐といった症状のほか、黄疸や肝腫大といった症状が出る場合もあります。

なお、幼児においては症状が軽症もしくは無症状であることが多く、高年齢で免疫力が低下していると重症化しやすい傾向にあります。

調理時や生の魚介類に触れた際はしっかりと手洗い・消毒をおこなうこと、生の魚介類を調理した器具をそのまま他の食材に使わない、十分に加熱する、A型肝炎が流行している地域の生水・生物は避ける、ワクチン接種をするといったことが予防になります。

E型肝炎ウイルス

国内では、ブタ、イノシシ、シカの肉や内臓の生食が原因と考えられる事例があるほか、水が感染経路と考えられており、人から人への感染はまれとされているウイルスです。

感染しても無症状であることも多いですが、潜伏期間3~8週間で発熱、吐き気、腹痛や黄疸、肝腫大といった症状が出る場合もあります。

妊婦や高齢者に関しては重症化することもあります。

ブタ、イノシシ、シカの食肉時は中心部まで火が通るように十分に加熱し、生食はしない、E型肝炎が流行している地域の生水・生物は避けるといったことが予防になります。

ロタウイルス

感染者の便を通して人から人へ感染するウイルスで、ノロウイルス同様に少ない数で感染する感染力の強いウイルスです。

潜伏期間は2〜4日程度で、特に乳幼児や子供で急性胃腸炎の症状が現れます。

大人は感染しても軽症、または無症状であることが多いです。

その他のウイルス性胃腸炎に比べて激しい水のような下痢や嘔吐が繰り返し起こり、発熱(39℃以上)や腹部の不快感が現れることもあります。

毎年2〜3月頃に流行しますが、事前にワクチンによる予防が可能となっています。

感染した幼児のおむつを取り替える時などは使い捨てのゴム手袋などを使用し、ポリ袋に入れて処理をします。

処理後は十分な手洗いをしましょう。

こちらの農林水産省のサイトでは、さまざまな食中毒の原因についてまとめられています。

東中野のクリニックでのノロウイルス対策と感染予防のポイント|東中野で食中毒の診療ができるクリニック

ここでは、東中野やその周辺で食中毒の診療ができるクリニックを紹介します。

中野ひだまりクリニック

内科・消化器内科・循環器内科・外科と幅広い診療科目に対応可能なクリニックです。

アレルギー外来や漢方外来、各種健康診断や予防接種、自費診療にも対応しています。

予約はホームページ上からでき、事前問診と保険証の登録が必要となっています。

登録ができない場合も電話での受付が可能です。

内科・消化器内科のどちらもあるので、食中毒のようだけど実際どこを受診したらわからないという時にもおすすめです。

外来の診療時間は木曜を除く月〜日曜日までが9:00~12:30、14:00~20:00、木曜日は休診(訪問診療)となっていて祝日の状況はホームページ上で確認する必要があります。

なお14:00~16:30(土曜は17:00迄)の間は予約での診察のみ可能な時間帯となっている他、第1、3日曜は診療時間が9:00〜17:00となっています。

夜は20:00まで、休日も診療しているので仕事がある人でも比較的行きやすいでしょう。

JR総武線、大江戸線の東中野駅から徒歩4分、東京メトロ東西線の落合駅からも徒歩4分の場所に位置するクリニックです。

中野ひだまりクリニック

東中野クリニック

内科・神経内科・老年内科を診療科目とするクリニックです。

訪問診療に対応しているほか、英語にも対応できるという特徴があります。

診療時間は、平日が8:00~13:00と15:00~19:00、土曜日が8:00~13:00のみとなっています。日祝は休診です。

JR総武線の東中野駅西口すぐそばにあり、地下鉄大江戸線の東中野駅から徒歩1分、地下鉄東西線の落合駅からも徒歩7分の場所にあります。

東中野クリニック

伊藤メディカルクリニック

なお、こちらのクリニックでもノロウイルスに関するブログがありました。

伊藤メディカルクリニック

東中野 セント・アンジェラクリニック

内科・循環器内科・呼吸器内科を診療科目とするクリニックで、オンライン診療にも対応しています。

また、漢方やサプリメントを使った治療や、ワクチンなどの予防医療の相談、健康・美容のための食事・レシピの提案や試食会も実施されています。

美容系の自由診療、花粉症の舌下免疫療法も対応可能です。

新型コロナに関しては、さまざまな症状が見られる後遺症の外来にも対応しています。

診療時間は平日の月〜金曜日まで9:00~12:30と15:00~18:00、木・土は9:00~12:30のみ、日・祝日が休診となっています。

JR東中野駅東口から徒歩6分、東京メトロ落合駅3番出口から徒歩4分の場所に位置します。

関東バス(百01)の「東中野区民活動センター」バス停を利用した場合は、そこから徒歩0分です。

なお、こちらのクリニックでも食中毒について詳しく紹介されたブログが掲載されていました。

セント・アンジェラクリニック

おだぎ内視鏡・消化器内科クリニック

一般内科、消化器内科、肛門内科のほか、消化器専門外来や下痢専門外来、各種健康診断・人間ドックに対応しているクリニックです。

女性医師による内視鏡検査も可能となっています。

一般内科や消化器内科があるので、食中毒のような症状が現れた際には受診を検討してみてはいかがでしょうか。

なおこちらのクリニックでも、ノロウイルスについてこちらで解説されていました。

診療時間は平日の9:00〜14:00(最終受付13:30)と15:00〜19:00(最終受付18:30)、土日の9:00〜14:00(最終受付13:30)と15:00〜18:00(最終受付17:30)で、祝日のみ休診となっています。

高田馬場駅ビッグ口や戸山口から徒歩1分、1Fにバーガーキングがあるビルの2Fにあるクリニックです。

おだぎ内視鏡・消化器内科クリニック

当院について

もちろん当院「いたや内科クリニック」でもノロウイルスなどの食中毒が疑われる症状が現れた際の検査・診断が可能です。

なお当院は高血圧、糖尿病といった生活習慣病の診察もおこなっており、発熱等の風邪の諸症状がある方とは診断時間を分けている点にはあらかじめご注意ください。

主な診療科目は、内科、呼吸器内科、消化器内科、循環器内科、糖尿病内科、アレルギー内科、予防接種、生活習慣病、睡眠時無呼吸症候群、自費診療、往診応需です。

JR総武線東中野駅西口から、都営大江戸線東中野駅A2出口からそれぞれ徒歩2分という電車でのアクセスも便利な場所に位置します。

診療時間は、平日の月〜金曜日が9:00〜12:00と14:00〜18:00、土曜日は9:00〜14:00まで途中休憩なしで診療しています。水曜、日曜、祝日は休診です。

発熱外来に関しては平日(月、火、木、金)は11:00〜12:00、15:30-17:00、土曜日は10:30〜12:30での来院をお願いしてます。また電話での完全予約制となっています。

東中野でその他のクリニックをお探しの方は、以下のリンクもご参照ください。

中野区のノロウイルス感染症を診察する病院・クリニック /caloo

東中野駅周辺の食中毒を診察する病院・クリニック /caloo

食中毒に関連する診療科の中野区の病院・クリニック /MEDLEY

東中野のクリニックでのノロウイルス対策と感染予防のポイント|まとめ

最後にこの記事をまとめます。

  • ノロウイルスは主に冬に流行する
  • 感染経路は接触・飛沫・空気感染
  • 主な症状は嘔吐・下痢・腹痛
  • 牡蠣の生食を避け、十分に加熱することが予防になる
  • 手洗い・消毒も重要

なお、ノロウイルスとは別に消化器系の症状が現れる身近な病気として風邪があります。

風邪全般について詳しく知りたい方は、東中野にある当クリニックの以下ブログをご参照ください。

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