東京都中野区の東中野駅周辺で高尿酸血症・痛風にお悩みの方へ

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どんな病気?

高尿酸血症とは、血液中の尿酸値が高い状態を指し、尿酸が結晶化すると関節に炎症を起こし「痛風発作」を引き起こします。痛風は「風が吹いても痛い」と例えられるほど激しい痛みが特徴です。

代表的な誘因はプリン体の多い食事、飲酒(特にビール・日本酒)、肥満、腎機能低下、脱水、ストレスなどです。高尿酸血症を放置すると、痛風発作だけでなく、腎障害、尿路結石、動脈硬化の進行にもつながるため注意が必要です。

典型的には足の親指の付け根に急激な腫れと痛みが生じますが、膝や足首など他の関節にも起こります。

診断方法

診断は主に以下の方法で行います。
・血液検査:尿酸値(7.0mg/dL以上で高尿酸血症)、腎機能、血糖、脂質の評価
・関節所見:発赤・腫脹・熱感・激痛の有無
・関節液検査:尿酸結晶を確認すると確定診断
・画像(超音波・X線):炎症の程度、関節周囲の結晶沈着の評価
痛風発作中は炎症反応(CRP、白血球)が上昇します。

治療方法

治療は「痛風発作への対処」と「尿酸値を下げる長期治療」に分かれます。
【痛風発作の治療】
・NSAIDs(消炎鎮痛薬)
・コルヒチン(発作初期に有効)
・ステロイド(内服または関節注射)
発作中は患部を冷やし、安静を保ちます。

【尿酸値を下げる薬物療法】
・尿酸生成抑制薬(アロプリノール、フェブキソスタット)
・尿酸排泄促進薬(ベンズブロマロンなど)
発作が治まった後に開始し、尿酸値6.0mg/dL未満を目標に調整します。

【生活習慣の見直し】
プリン体の多い食品(レバー・魚卵・肉類の過剰摂取)の制限、飲酒量の調整、減量、水分摂取の推奨、野菜・乳製品の積極摂取などが有効です。
また、肥満・高血圧・脂質異常症の管理も重要です。

循環器内科で治療できる病気について詳しく知りたい方へ

循環器内科のイメージ

動悸・息切れ・むくみ・胸の痛み・ふらつきなど、「なんだか心臓や血管が…?」と感じる不調がある方は、循環器内科での診断をおすすめします。この記事では、循環器内科で対応可能な代表的な病気と、それぞれの検査・治療方法について詳しく解説しています。

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